第6話 ということはライト文芸にもSFはほぼねえよな。

 ということでライトノベル、児童文学と来たらお次はここだな。もうほぼ絶滅だね。過去の名作の復刊を除けばね(『塩の街』など)。新作が全くないわけじゃないよ、もちろん。『レベルロボチカ』とか新作SFはライト文芸にもあるにはあるんだ。でも残念なことにほとんどないんだ。


 しかもライト文芸なんてほぼほぼ一般文芸なんだ。という事はだよ? SF界ってどんだけ特殊なのよって。つまりSFの中核って大衆文学とラノベだったんじゃねえの? その中核2つを取られ、児童文学は過去の名作しか復刊してないという最悪な状況じゃねえの?


 ライト文芸ってやや女性よりの文学なんですって。ということは女子にも滅茶苦茶嫌われてるという事だね。まあ元からSFって男の方に人気だったジャンルだったけどそれでもかつては一定数女子読者っていたわけですし。例えば『星へ行く船』(コバルト文庫  新井素子 1981)とかあるよね。工学部にも薬学や化学や生物を中心に女子学生は居るにはいるんだよ。リケジョって奴だな。というか薬学は女子が多そうだよな。ということはライト文芸でのSFってバイオSFというジャンルや医学SFのジャンルで活躍出来そうだ。だって看護師なんてほぼほぼ女性やん。


 ということで残念なんだけど、この分野でもSF界は自分で市場を捨てたという事だよね。


 本論は第6話で終わるけど自分で市場を捨てて行ったのがSF界だったんじゃないのかなというのが今回の考察でしかも後進作家を育てなかったというのがもうね、という感じかな。

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