各論

第7話 教育に資する作品を書くべき

 『若者のライトノベル離れ』にて出版業界というのは実はもう大口顧客が「図書館」でありだからこそ児童書市場が少子化にも関わらず過去最高を記録したという事を書いた。ということはだよ、SFラノベもこの波に乗るしかねえよな。間違っても狙うべきは「萌え」とか「MMORPG」の世界じゃねえよな。


 というか本当に「売れてる」のかね? MMORPG系の作品。オリコン系ランキングみりゃ分かるけど週(たぶん初週)に3000冊前後の売上を出しては2週目には10位未満のランキングに落ちる。というか初週単位ですら4000~2000冊ってそれ打ち切り爆死コースなんだが。2週目以降は1000冊を切って3週目にはおそらく500冊を切る売り上げで翌月には月単位でも100冊すらも売れないってことでしょ? 初月で1万冊も売れない作品なんてそりゃ打ち切られるよね。そういう作品ばかりを出してる。3か月目以降はもう日本全国の書店で月50冊すらも売れずに書棚から撤去って事でしょ。これ作者にも読者にも失礼じゃねえのかな。出版ってそんなにインスタントに行っていいことなの?


 読者なめんな。


 つまりオタク層が勝手に売れてると勘違いしてるだけで実際は全然売れてないし打ち切り爆死作品だらけって事だよな。なのに出版を止めないってどういうことかね。止めてほしいね。


 で、私は児童書にもラノベにも同時出版できるぐらいの内容の作品を書かないと駄目だと思ってるのよ。それこそ例えば角川系だったらラノベ+つばさ文庫というように。


 そしてエンタメ要素を維持しながら中高理科の教育に資する内容にして売らないと駄目だと思ってる。なおWEBのポイントは一切度外視だ。だってここに小中学生の読者が来るとは思えないし。


 児童書って世界は逆で薄く、広く、長く売れる世界だからね。こういうのを「ロングテール商品」って言うんだし。


結論1:児童書市場を狙え


 というか「本命児童書、ラノベはついで」とかラノベ版はR15版にして初めから児童書狙いにするとか出版社側ももうちょっと「マーケティング」をうまくやってくれませんかね。

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