第5話 無い。無い。無い。児童文学にも、新作SFがほとんど無い!!
という信じがたい事実をお話しします。ではつばさ文庫でも青い鳥文庫でも何でもいいです。SFの新作ってあるんですかね。
ほとんど無いんですよ。あるのは19世紀や20世紀の名作古典SFって奴だね。
これやばくてもう入り口からしてもう新作SFに触れ合う機会がもうないってことだよね。古典的な名作SFしか触れることが出来ない。つまり21世紀……特に10年代以降のSF作品は児童文学からもほとんど出てない。『ゼツメッシュ!』(第3回 青い鳥文庫小説賞 金賞受賞作品 2020年)とかあるにはあるんだけど……これSFというよりノスタルジー作品かも。母親・父親から見たらコギャル・リーゼント野郎ってもうこれ単に絶滅危惧種というよりも(親が読んだら)なつかしいって事でしょ。まあ……でもタイプワープってSFか。
ラノベは衰退してるが児童文学は逆だ。史上最高額更新中の市場だ。でも小学生も中学生もSFに興味はない。
私が今の子供だったらSF小説に「ソビエト連邦」なんて文字が出てきたら本をそっ閉じしますね。内容的にカビが生えてるもん。
いや、これやばいな。もうSF作家の育成に失敗してるんじゃねえのかな。SF界は万死に値しますね。それとも今のSF作家って「ガキなんか知らねえよ」って事ですかね。じゃあ日本のSF界は「破滅フラグ」が立ってますね。20代以下はもうSFに興味なんて持ってないはず。
それも一番出版市場で成長している児童文学ジャンルに再進出しないってもう不祥事だよね。SF界には悪いけど筆者は「不祥事」と言わせていただきます。そりゃSFラノベも衰退するよね。だって、やる気がねえじゃん。
SFの書き手がもうSFというものを一番馬鹿にしてるんじゃねえのかな。マジで言ってますよ。
今の子供って「僕の夢は宇宙飛行士です!」なんて言う子居ないのかな? そんなわけねえよな? ということでリセマム調べの「子どもがなりたい職業 2023」(小6対象)というものを見てみた。すると「4位医師」、「5位研究者」とあるのでSFの需要は十分にありそうだ。ということはやっぱりSF作家は子供というものを馬鹿にしてるよね。そして巨大な市場を自分で失ってるわけだ。これが不祥事と言わずして何が不祥事なのだろう。
だって、もうすぐ本当に宇宙旅行の時代がやって来るんだぜ。なのに子供にSFの面白さを伝えない? ちょっとそれは無いわ。
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