第25話 SS級ボスのサラマンダーをワンパンする👊

「新見くん……あれはサラマンダーね」

「で、でかい……」


 フロアの奥に向かうと、


 広い部屋に、巨大なサラマンダーが。


「ぎしゃああああああああっ!」


 口から炎を吐く……!


「鑑定、アクティベート!」


 サラマンダー

 Lv.666

 腕力:9635

 器用:2541

 頑丈:8254

 俊敏:3251

 魔力:4299

 知力:2515

 運:1442

 弱点:喉の下にコアがある

 通常ドロップ:魔石(SSS)

 レアドロップ:炎のドレス


【配信コメント】

:強すぎで笑うwww

:レベルヤバい

:ステータス4桁とか草 

:これは死ぬぞ……

:新見さん逃げてええええええええええ


 さすがSS級ボスだ。


 これは強すぎる……!


「誰か助けてっ!」


 女の子の声。


 さっき二人の剣士が言ってた、ヒーラーの女の子だ。


 サラマンダーに追い詰められている。


「新見くん……このままじゃ……」


 香月社長の声が震える。


「俺がヤツの注意を引いて——」


 俺は手を、サラマンダーに向かってかざして、


「岩弾——っ!」


 魔力で生成したデカい岩を、サラマンダーに向かって放つ。


【配信者コメント】

:鑑定士なのに岩弾⁈

:どうしてだ……?

:誰か解説求む

:神眼の能力か?


 サラマンダーの頭に、岩がヒット!


「ぎしゃあああああああああああっ!」


 俺のほうに向きを変えて、


 襲いかかってくる。


 が、しかし。


「接近戦なら……負けない」


 俺を喰らおうとするサラマンダーの喉に、


 アッパーを——


 叩き込むっ!

 

「ぐぎゃああああああああああああああ……っ!!」


 喉に食い込む、俺の拳。


 白目を剥くサラマンダー。


 泡を吹いて、


 ぐにゃりと倒れた。


 コアを潰した感覚がある……


 確実に、死んだな。


【配信コメント】

:うおおおおおおおおおおおおお! すげえええええええええええ!

:勝ったああああああああああ!

:新見さんすごすぎいいいいいいいいいいいい!

:SS級ボスをワンパンwww



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