第7話 神殿
ノトの街大通りから離れた集落が立ち並ぶ道具屋で薬草とMPポーションを新しく買い揃えたカイト達は近くの神殿で修道服の女性が演説しているのを目にする
「魔王が復活した今、神のご加護の聖なる光で闇のエネルギーを浄化しなければ世界は闇に呑まれてしまいます。現在、闇の勢力と戦って下さってる勇者シオン様の力だけでは闇のエネルギーには対抗出来ません。どうか私と闇のエネルギーを浄化し共に平和を目指しましょう」
光魔法は神聖となるため聖女にしか使う事が出来ない、聖女は光魔法・回復魔法が使える
現状カイトとリオは回復するために薬草を食べないとならない為、2人にとっては願ってもない話だった。
カイトは手を挙げ
「俺達、魔王討伐の旅をしているんだけどもし良ければ一緒に行かない?」
カイトは修道服の女性に訪ねた
「場所を変えましょう、着いてきて下さい。」
修道服の女性はカイトとリオを神殿へと案内した。
カイトは神殿に入ろうとしたが別の修道服の女性に
「神殿へ入る際は腰の剣は此方で預からせていただきます」
と言われカイトの剣だけ持っていかれてしまった。
神殿の中は左右に並べられた長椅子が3列づつ並んでいてドアから一直線に赤い豪華なカーペットが敷かれており、その先には大きな女神の銅像が立っていた。天井の窓から漏れ出す光が女神像を神々しく照らしていた。
「こちらは光の女神ソニア様の銅像になります、
こちらに祈りを捧げていた所、女神ソニア様からお言葉を貰い神殿の外で一緒に旅に出て下さる方を探しておりました。先ほど外で話ていた通り今の勇者パーティーでは闇のエネルギーを押さえる事が出来ないのです」
「あ~実はここだけの話、今の勇者パーティーに勇者はいないんだよ。」
「どういう事でしょうか?」
修道服の女性は訪ねた
「それはですね、ここにいる勇者カイトは勇者パーティーの旅だつ日にあろうことか寝坊して仲間に置いて行かれてつい最近まで宿で引き籠もりしていたんです」
リオが呆れたように話した
「なんとまぁ!貴方が本物の勇者様だったんですね。私は聖女サリナと申します、良ければ貴方の旅に同行させていただけませんか?」
白い修道服を着ていて髪は金色背中位の長さで優しい顔立ちのサリナが旅に一緒に行きたいと話てきた。
「俺は勇者カイト、それとこっちが見習い魔法使いのリオ、俺達は2人で旅をしていた。サリナが一緒に旅をしてくれるのは有り難い、これから宜しく」
「宜しくお願いします」
サリナは嬉しそうに答えた
「俺達は明日の朝ノアの街を離れるサリナは支度出来そうか?」
「大丈夫です!」
「じゃあ明日の朝日が昇る頃ここの神殿で待ち合わせだ」
カイトとリオは新たな仲間を加え明日ノトの街を離れる。
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