シーズン1 最終8547位 初めてのランクバトル




 ランクバトル シーズン1(22/12/2~23/1/5)



 ロム1 最終10098位 レート1846.912

     試合数199戦 勝ち数113戦 負け数86戦 勝率56.783%


 ロム2 最終8547位 レート1864.071

     試合数206戦 勝ち数117戦 負け数89戦 勝率56.796%


 合計  試合数405戦 勝ち数230戦 負け数175戦 勝率56.790%



 最終結果 8547位 レート1864.071



 参加数 1,227,984人  マスターボール級昇格者 274,877人




 使用ポケモン

 エンニュート、マスカーニャ、ガブリアス、炎ロトム、マリルリ、キョジオーン






 ポケモンSV発売後12月からランクバトルシーズン1がスタートしました。BDSPでポケモン復帰した自分としても早速挑みました。


 適応されるルールはレギュレーションA。総合試合時間20分、持ち時間7分、選出時間90秒、1ターンの持ち時間45秒なのはどのレギュレーションでも変わりありません。ただレギュレーションAの特徴は伝説のポケモン禁止なのはもちろんのこと、準伝説やパラドックスポケモンも禁止にされた、純粋に一般ポケモンのみが参加できるルールでした。


 それにより所謂600族といわれる合計種族値600の数値の高いポケモンが躍進したルールでした。加えて新対戦要素「テラスタル」によるバトル中一度だけポケモンのタイプを変更できるシステム(効果は永続)により、数値の高いポケモンが強いタイプに変更して戦うのがシンプルに強かったです。鋼テラスタルで弱点を克服したサザンドラや、ノーマルテラスタルで強力な先制技である神速の威力を上げたカイリューなどは、対戦していていやというほど遭遇しましたね。






 さて、そんな対戦環境において自分は、いろいろなポケモンを試していました。BDSPのときにエーフィがやっていたステルスロックの反射をブリムオンでやってみたり、オーロンゲで壁を張って裏のウルガモスやコノヨザルで能力ランクを上げまくったりと、自分にはどういう戦法が得意なのかをひたすら模索する対戦でした。


 12月2日(金)から始まったランクバトルですが、自分は3日(土)からスタートして土日で最高ランクであるマスターボール級に昇級しました。このときはブリムオン構築でしたが、マスターボール級からは試行錯誤をしていき、5000位くらいからスタートしたマスターボール級も一時期1300位まで順位を上げられたこともあれば、35000位まで一気に順位を溶かすこともあり、勝率としては全く安定しませんでしたね。


 ただこうした試行錯誤はポケモン対戦初心者にとってとても楽しいものでした。毎試合で何かしらの発見があるのですから、負けても楽しいのです。


 ……というか、ポケモン自体が第五世代の『ブラック・ホワイト』の途中で途切れ最後にまともにプレイしたのが第四世代だったわけですから、出てくるポケモンのほとんどが初見なのです。サザンドラやウルガモスとかは噂で存在は知っていましたけど、実際どういう性能で何ができるのか全くわからない状況。当然ミミッキュとかドラパルトとか知っているわけもなく、対戦中においても相手が繰り出してきたポケモンに対して「誰?」とリアクションし、その場でネット検索してどういうポケモンなのかいちいち調べていました。


 そういう意味も含めて、初めてのランクバトルは模索の連続でした。






 そんなこんなで試行錯誤を続けていくうちに、たまたまレイドで捕まえた飛行テラスタルのキョジオーンの感触がよくて気に入りました。


 キョジオーンはポケモンSVにおける序盤岩ポケモンのポジション。初代ポケモンでいうならばイシツブテで、イシツブテの最終進化であるゴローニャがポケモンSVでのキョジオーンという位置付けですかね。岩タイプらしく物理耐久がかなり高い。一方で特殊耐久が低いので特殊攻撃であっさり倒されてしまうような、まさに歴代の岩ポケモンを踏襲したポケモンである。


 ただしこのキョジオーンは一味違った。もちろん岩ポケモンで特殊よりも物理の耐久値が高いのですが、とはいえ特殊耐久も別に低くなく、悪くない数値なのです。というのも努力値を特防に振れば、特殊耐久が物理耐久と大体同じくらいの数値になるのです。つまり物理も特殊も受けられる岩ポケモンなのである。


 加えて専用特性である清めの塩は状態異常にならない効果。高耐久ポケモンを猛毒でHPを削ることもできなければ、眠らせて機能停止にすることもできない。実に耐久ポケモンに相応しい特性。さらに専用技である塩漬けは威力が低いものの、相手を塩漬け状態にする技。塩漬け状態は毎ターン最大HPの1/8を削る効果がある。


 つまり状態異常にもならない高耐久のキョジオーンが塩漬けを打って8ターン耐えきれば相手のポケモンを倒せるのです。



 この性能に惚れましたね。


 そこからキョジオーンを軸にパーティを組みました。そこで考えたのが、バトル序盤で毒びしや毒々などで毒をまき散らせば、キョジオーンの塩漬けと組み合わせて相手のHPを大きく削れるのではないかと。


 そこから毒要員を模索しました。まずは特性で毒びしを撒くことができるキラフロル。高い素早さにより先制で場作りをするゲンガーやマスカーニャ。そうして試していくうちに落ち着いたのがエンニュートでした。


 エンニュートは特性腐食により、本来毒が効かない毒タイプや鋼タイプにも毒状態にさせることができる。毒をまき散らす範囲がかなり広いのです。




 気合いのタスキを持ったエンニュートが毒を撒き、二体目のポケモンでいい感じに場を荒らしていき、最終的に総受けキョジオーンで全部受けきる、というのがシーズン1で使用したパーティのコンセプトでした。


 ……「総受け」なんて言葉を創作界隈が集うここ小説投稿サイト「カクヨム」で使うと、実にBL的な意味合いになってしまいそうですが。物理も特殊も両方受けるとして「両受け」と言うべきですが、個人的には全部を受けきるキョジオーンは総受けだと思っています。繰り返しますが、キョジオーンは総受け。





 そんなこんなでエンニュート展開総受けキョジオーン構築でシーズン1を戦い抜き、結果として最終8547位で終えられた。


 ランクバトル全体で100万人以上、最高ランクのマスターボール級でも27万人以上が参加している中での四桁順位は、初心者として大健闘した方ではないでしょうか。とりあえず自分の実力の指標となったのは確かでした。







 ……ちなみにですが、シーズン1の途中から、「これ複数のセーブデータでランクバトルを交互にやれば順位が安定するのでは?」と思い至った。


 ロム1の順位をある程度上げ、ロム2がロム1の順位を追い抜いたらロム1で順位を上げ、ロム1がロム2の順位を超えたらロム2で順位を上げる。そうすれば期間中最高順位を保存することができると。


 奇しくも我が家にはニンテンドースイッチが複数台あり、スカーレット版のクリア済みセーブデータがある(自分はバイオレット版)。ということでスカーレット版のセーブデータをスイッチ本体ごと拝借して2ロム体制でランクバトルをやり始めた。


 一応人のセーブデータを使うこともあって本人に断りを入れ、時期的にクリスマスでいろいろと要求されたものの、初めてのランクバトルで複数ロムで潜ることを覚えた対戦初心者でした。





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