第2話 行動
私は、17歳。
いつの間にか当時から5年も経っていた。私の周りにいた人々の姿は変わり、赤い旗を心に掲げた同志に変わっていた。私は鎌と槌が描かれた旗を掲げてある集団の真ん中にぽつんと1人で立っていた。
私は、この差別に満ち溢れた世界を変えるべく共産主義を掲げた過激派組織に身を置いていた。
きっとこれを聞く人は、そんなバカなことはしないで、普通に暮らしていくべきだというだろう。だが、そういった目の前の生のみしか謳歌できぬ憐れな人々に耳を貸す必要は無いと同志が教えてくれた。
5年前の私とは違う私がここにいる。
私は未来を変えるために今ここに立っているのだ。
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