>体に染みついているカルキと夜風が混ざったような、独特な匂いが好きだった。
仕事柄、このような匂いの描写に至るのでしょうか?
嗅覚描写は経験しないとまず書けないと思います。
>何もかも他の人の物になってしまうのかと思うと、体の芯から大切な器官を抜き取られるかのような痛みが走る。
痛くて、怖くて、苦しい……。
涙交じりの呼吸が肺を焼くほど熱い。
比喩表現が絶妙です。言い得て妙。
読んでいて苦しくなりそうですが、飛鳥さんの思いが身体に現れている描写に凄みを感じます。
>思わずその場にしゃがみ込み、口を覆った。
無理に呼吸を止めなければ、涙がこぼれそうで。
これ、似たような経験あります。失恋で。
息が止まるような涙と言うんでしょうか?
口元が無意識に震えてとめどなく流れ落ち、どうにもなりませんでしたが、個人的に思い出すように読むことができました。
作者からの返信
カルキと夜風は、嗅覚経験ないんですけど(笑)
子供の頃、母親が僕の事をプールとお日様の匂いって言ってたのを思い出しました。プールのカルキなら嗅いだ事ある人も多いでしょうし、風も春夏秋冬、朝昼晩で匂いが違いますよね。
その違いを判らない読者さんでも、なんとなく雰囲気は感じ取ってくださるのではと思いまして(;^_^A
たくさん褒めて頂きありがとうございます^^
とっても励みになります!
なんであんな男にこの女が。常にその恐怖に惑わされる心情が痛いですね。女性は歳を取ることに非常に敏感。相手が同年代であってもそれは同じ。老けていく自分を愛してくれるのだろうか?不安。
この2人の関係は更にその気持ちが大きく響く。
いつかは離れていくだろう、痛み。
でも今はまだ手元にある。
年下の男の子は純粋で、太陽のように眩しい笑顔。汚れのない心。全てが愛らしく可愛い。
愛に変わってしまった。どうしようもなかった、ブレーキをかけられなかった。
不安を恐怖を隠して過ごす、その思いをしてでも離れたくない。その時が来るまでは。そんな感情がよくわかります。切ないですね。
作者からの返信
こちらにもお越しいただきありがとうございます^^
>老けていく自分を愛してくれるのだろうか?
それは女性特有なのかもしれませんね。
女性が美しく有りたいと思うのは他者のため。
男が美しくありたいと思うのは自分のためなので。
そういうの、上手く伝わってようで、めっちゃ嬉しいです!
実は、このお話は元ネタがXなんですよね。
実話の方はもっと年が離れてて26,7歳かな、女性が上なんですよ。
その女性のツイートがほんとに切なくて。
それをいつか機会があったら物語にしようと思ってました。
苦しくて呼吸ができないっていう感情を形にしてあげたいなって思って、創ったお話です。
兄弟,看到您在评论里对淡淡氯气味道的解释后。我才意识到我想多了!
我最初认为您在这里对味道的描写,是在暗示拓海刚发生过性行为。笑
成年男人精子氧化后的味道也是淡淡的氯气味道(未氧化的有栗子花味)。
我上大学的时候和一些女性朋友聊过。有趣的是一般来说女性在排卵期的时候,都会对栗子花味道和氯气味道比较痴迷。
兄弟、あなたがコメントの中で淡い塩素の味について説明しているのを見てから。私はやっと私が考えていることに気づいた!
私は最初、あなたがここで味の描写をしているのは、拓海が性行為をしたばかりであることを暗示しているのではないかと思いました。笑う
大人の男の精子が酸化した後の味も淡く塩素の味(酸化していないものは栗の花の味がする)です。
私は大学時代に女友達と話したことがあります。面白いことに、一般的に女性は排卵期になると、栗の花の味と塩素の味に夢中になります。
作者からの返信
>一般的に女性は排卵期に栗の花の香りや塩素の香りに魅了されることが多いんです。
とても素晴らしい情報をありがとうございます(笑)
そして、コメントまで丁寧に読んでくださり感謝します。
精子の匂いは、確かにカルキの匂いに似てますね。栗の花は一般的によく言われますが、カルキというのは気づいていませんでした。
素敵な偶然に思わず歓喜してしまいました(笑)
兄弟!
谢谢你分享这些有趣的信息(笑)。而且还特别仔细地阅读了我的评论,真的很感激。
精子的气味确实有点像氯气,这个比喻确实很贴切。栗子花的比喻通常更常见,但关于氯气的比喻我还没有听说过。这个美好的巧合真的让我高兴(笑)。
タンティママンです〜
『切ねぇ〜!』(ジャイアン並超低音ボイス)
切ないがゲシュタルト崩壊起こすぐらい切ないわぁ!
『体に染みついているカルキと夜風が混ざったような、独特な匂いが好きだった…』
もうっ!この一連の文だけで二人の関係が、紡ぎ出されてるのよっ!
『カルキと夜風』の匂い?!
嗅いだコト無いけどぉ、分かる!
作者からの返信
最新話までありがとうございます^^
切ないですねー。
カルキと夜風が混ざったような匂いっていうのは、拓海の仕事がスイミングのコーチなので。
カルキの匂いってなかなか抜けないんですよ。
僕も子供の頃スイミング行ってたんですけど、母親が言ってました。
僕の事プールとお日様の匂いだって。
それを思い出しました。
会話は何気ない、いつもの"幸せな"日常なのに、"知っている"だけで、ここまで"辛く"なるんですね。
やんわりと尋ねてみても、ふんわりと躱されて、
なかなか踏み込むことができない気持ち……めっちゃ刺さります。
作者からの返信
日常を装うのは大変ですよね。
全て吐き出せれば少しは楽になるのに。
色々読み取っていただき嬉しいです。
星に、素敵なレビューまでありがとうございました^^