Ep015 ネット恋愛編 君が来ると調子狂うな
ネットで知り合った趣味の合う男性と海外ドラマトークの音声配信をすることになった。彼も遊びに来てトークに参加していった。
「君が来ると調子狂うなー。久々に君のちゃんとした話しているのを聞いてドキッとしたよ。ホント誰だよ、お前w」と彼が配信ルームを抜けた後にLINEを送った。
「彼女から寝落ち通話したいと言われて落ちた」「良い彼氏。君がいるとトークの調子が上がらなかったから彼女に感謝よ」「今、電話越しで喘いでいるけれど笑笑」「冷静だな笑」「彼女は今日もめっちゃ可愛い」「よかったね」
そりゃ彼女だもん。遠距離で会えなかったら電話でするよね。配信で盛り上がっていたので、その時にはダメージを然程感じなかった。でも、これリアルだったら嫉妬で吹き荒れるのかな。そんなことを考えた。
配信は大盛り上がりで終わり彼におやすみのLINEを送って眠りにつく。
翌朝、配信の高揚感が治まり昨夜の彼のことを考える。何で彼は私が好きなのを知っていて、わざわざ彼女と電話でしてることを話すのだろう。後からダメージを感じ傷付いている。
前日までの素直な気持ちで彼に連絡出来なくなった。これを機にやめてもいいかなと思った。
途端にLINEメッセージも電話の時間も減る。寝落ち電話も理由を付けてしなかった。
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