第2話 高校卒業
キンコーンカンコーン
「起立、礼、さようなら〜」
高校3年の生活はあっという間だった。
修学旅行は沖縄に。
これでも多少はモテた。(自分で言うな2回目)
修学旅行の飛行機でCAさんに電話番号書かれたメモを渡されたんだ。
当時はビビって電話出来なかったのが悔やまれる…。
学校生活最後の体育祭は、本気でやった。
初めて本気で取り組んだかもしれない。
クラス一丸となって、取り組んだ体育祭は、優勝は出来なかった。
死ぬほど悔しい、来年は優勝したいと思った時には、既に高校3年生だった。
辛かったマラソン大会は途中でズルして追加で走らされたな…。
球技大会は楽しかった。
俺の2ゴールで優勝したと言っても過言ではない。
あっという間に過ぎてく日々。
俺は結果、就職活動も進学する為の活動もせず、3学期に突入した。
もう就職は間に合わない。
家も裕福な家庭ではない、単身で大学に通うにもお金はかかる。
このまま卒業すんのかな…。
そう思っていた時、親父に言われた。
「お前は親に気を使ってるのかもしれないが、お前のやりたい事はなんだ? ないなら無理に探さなくてもいい。 家にいたっていいし、大学に行くだけ行ったら見つかるかもしれない。 親なのだから、頼っていいんだぞ。 お金の事は気にするな。 やりたいようにやりなさい。」
やりたい事って難しい…。
家にいて本当に見つかるのだろうか…。
俺は大学を受けるだけ受けてみようと思った。
さすがに勉強もしないのは、無理だろう、仕方がないが勉強を多少は頑張った。
頑張った甲斐もあって、無事に大学は合格した。
有名でも何でもない普通の大学。
そして別れの時
高校卒業で泣くもんかと思ったが
まさかのギャン泣き。
同じ大学に行く奴もいない、今後会うことがないかもしれない。
別れは辛い。
可もなく不可もない高校生活だったが、最高に楽しかった。
卒業の日に、俺のボタンは全て完売御礼!
何なら学ランの上まで持っていかれる由々しき事態に!
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