第22話.3つのパターンの振り返り②

振り返りの続きです。


【冒頭パターン2:マリベルの儀式から開始】


🔸書く前の想定

 ④マリベルの儀式からスタートする。

 メリット :タイトルにもあるパナケアの秘宝を前面に出せる。

 デメリット:何だろう?


🔹書いてみた感想・結果

 ヒロインの描写を最初に書いた。

 パナケアの秘宝のうちの1つ。パナケアの杖がどんなものかある程度表現できた。

 儀式の描写は、半分までしか出来なかった。


🔹よい点:

 ヒロインの外見などを描写・読者にイメージさせる

 物語全体のキーアイテムであるパナケアの秘宝を紹介できた。

 神秘的なイメージを出せたんじゃないかと思う。


🔸悪い点:

 動きが無い。儀式を行っているので、動いてはいるが物語は動いていない。

 会話が無い。

 プロローグっぽい?


❖まとめ

 ヒロインの印象付けや、キーアイテムの印象付けなどは出来そうなので、そういうところに興味を持ってくれる読者はいそうな気がする。ただし、プロローグっぽくなってしまっているのが気になる。たぶん、映像だったら可愛らしいヒロインが神秘的な舞を舞う映像で惹きつけられそうな気がするが、文章だと読者の妄想力が必要。

 想像力を働かせて、いっぱい妄想してもらわないと良く分からない文字の羅列にしか見えない可能性あり。かなり読者を限定しそう?






【冒頭パターン3:マリベル救出から開始】


🔸書く前の想定

 ⑥マリベルの救出に向かうルイスあたりからスタートする

 メリット :動きがあって最初のほうからマリベルと会話が出来る。

 デメリット:そこに至る経緯が分からない。


🔹書いてみた感想・結果

 ヒロインとの会話まで1000文字ではたどり着けなかった。

 鍵開けの手口で怪盗っぽさを演出した。

 動きはある。少しだが戦闘シーンが入ることで、そういうシーンをアピールできる。魔法道具も出せたので、作品全体のテイストは表現出来ているんじゃないかと思う。

 実は主人公に対する描写は足りてない。(黒ずくめってことしか書いてない)


🔹よい点:

 動きがある。いっぱい動く

 魔法道具もちょっと出た。鍵開けもしているので怪盗っぽさも少しある。

 とにかく動いているのはいい。


🔸悪い点:

 会話は無い。

 動きばかりを優先しているので、主人公の描写が薄い(イメージしにくい?)


❖まとめ

 3つのパターンのうち、唯一いっぱい動きがある。魔法道具とアクションシーンという作品全体のテイストは表せている気がする。

 出来れば1000文字以内にヒロインを登場させたかったが、無理だった。ルイスの描写をしっかり書くとすると、2000文字は無いとヒロインの描画や会話まで辿り着けない。

 1話目を2000文字まで許容すると、改善はしそう。ただ、文字数増やせば……というのは他のパターンにも言えるかも。



 うーん。

 1000文字で読者を引き込むのって、難しいですね。

 短編とか掌編で練習が必要かもです。

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