五、虹の大地 5

          11



 新しく見い出した通路を歩き始めて三十分、突然ジラルダが立ち止まった。

「? どしたの」

 するとジラルダはアステリスを見もせずに淡々と言った。

「迷ったようだ」

 あまりにも自然に言うのでアステリスは最初―――――そう最初―――――よくわからなかった。

「―――は?」

「迷ったようだ。道がわからない」

「な……」

 アステリスは絶句した。やれ古何語だと改何語だと読めて書けて解釈できるというのに、まさかこいつの口からわからないという単語が出てくるとは。

 確かに今までの一本道の通路と違って、古代の神殿のように道の幅もとても広く、天井は高く道はあちこちに伸びている。少なくともそれだけをとれば、ように、ではなく、そこは完全に神殿であった。





―――――。






「迷ったって……その……つまり」

「うむ。道がわからない」

 アステリスはいい加減呆れ果てて怒鳴る気力もなくしてしまった。

「少し休憩にしよう」

 淡々と言いちっとも悪びれずにそこに座り、フェクタ、おいでと言って軽い昼食を取り始めたジラルダを見ていると、アステリスはやる気をなくしてしまった。

「はーあ……。まあいっか」

 アステリスはそこに座り自分もジェヴェイズ大陸に着いたとき市で買った林檎をかじりはじめた。

「でもここいったいどこなのかなあ」

「わからない。ただなにかあるのは今までのことからいって間違いはない」

「それはいい加減わかってるけど……」

 アステリスはフェクタをちらりと見た。この口のきけない不思議な力を持つ少女……一体何者なのだろう。自分たちを待っている何かとは、一体何か?

「無事につけるといいのだが」

 脇で淡々と呟いたジラルタをあきれたように横目で見ると、アステリスは自分の正面に

目をやって林檎をかじった姿勢のまま硬直した。










「―――――」

「それは無理だろう」

 自分たちがさっき通ってきた壁の影から―――――見覚えのある一人の男。

「おおおお・ま・え!」

「ふふ……幽霊嫌い、治してやろうか?」

「う……うるさい!」

 アステリスはカッとなって男―――――イクシオンに怒鳴った。

「お前ええ……い、いつから」

「そうだな……」

 イクシオンは壁にもたれその壁を見上げながら呟くように言った。

「船の上から」

「な……に」

 アステリスは絶句した。ジラルダはようやく食事を終えて立ち上がったところだ。ここの辺の神経がいまいちわからない。

「じ……じゃあ!」

「そう。レンゼルドから一緒だったというわけだ」

「でも!」

「ああ。言いたいことはよくわかるよ。ひどい崩壊だったな。さすがのオレもあれには回復に時間がかかった」

「あ……あんた不死身なの」

 イクシオンはふふと笑った。

「そんなことはないさ。オレは言語魔術師だ。回復言語くらい心得ている」

「うー」

 アステリスは思わず唸った。彼の強力な能力は重々承知している。あの時は向こうも油断していたしうまくジラルダが引き付けてくれたから逃げ切れたが、今度はそうはいかないのだ。

「さああの銅版と ―――――」

 アステリスは背中に怖気がはしるのを感じた。イクシオンの瞳の光が、急に変わったのだ。

「その娘をもらおうか」





―――――虹が







「ばっ……」

 アステリスは竜牙剣の柄に手をやりながら怒鳴った。

「ばーろぉ! そーゆーのはなあっ! 普通親のとこに男が結婚の申し込みするときに言う台詞でいっ!」

「君もおかしなことを知っているね」

 ジラルダはアステリスの横まで来て静かに言った。

「お前もお前だ! なんでそんなに落ち着いてんだよ!」

「私は無駄な争いは好きではない」

「そんなこと言ってられる余裕ないくらいわかんないの!?」

「フレイ!」

 ゴオッ!

 突然イクシオンから放たれた言霊が強い風となって三人を吹き飛ばした。身体が宙に舞い、アステリスは己れの方向感覚が頼りにならないことを悟った。あやういところで着地しそのまま一気に竜牙剣を引き抜いた。

 ズザァ!

「む」

 イクシオンも気付いて手を広げる。

「フラン フィク フスレン フアンソ!」

「お前のやり方はお見通しでえいっ!」

 アステリスは気合い一発、特大の剣圧でもってイクシオンの作り上げた風の塊に抵抗した。風属性、そよ風から烈風まで様々に操る攻撃専門呪文だ。

「ラレン! ラレンゾ ラレルテス!」

 ボッ

 ゴオオッ

 ゴオオッ

 アステリスの周囲に太い火の柱が林立した。風の魔法が来ると思っていただけに、この瞬間のアステリスは全くの無防備であったと言っても過言ではあるまい。

「どえええ」

 悲鳴を上げてそれを避けアステリスはジラルダを探したがいない。一瞬頭の中が真っ白になった。逃げたとは思っていないがどうしたのだ。そのアステリスの様子にイクシオンも気が付いた。

「どこにいる! 逃げ隠れしても無駄だ!」

 ドゴォォォ!

 イクシオンに近い場所から順に壁が崩れ始めた。そしてジラルダといえば、壁のどこかに道を標す言葉がどこかにあるはずと、度続く爆発を避けながらそれを探しまわっていた。

 ―――――どこかにあるはずだ。

「ぎえええええ! こらおやじい! あたしにばっか労働させ……ぎゃーっ」

 ドォン!


 爆発が立て続けに起こり一瞬空気がひどく熱くなった。微かに聞こえてきた呪文、恐らくあれは火属性、火炎系で最も強力な威力を発揮する呪文で、術者の意志に従い治療・攻撃・防御を行なう危険な呪文だ。まずいな、ジラルダは壁の近くを這いながらそう思った。






                   もう






「フェクタ」

 ジラルダはかたわらのフェクタに言った。

「アステリスを助けなさい。私はいいから」

 フェクタはひどく心配そうな顔でジラルダを見た。そんな少女に、ジラルダは微笑みかける。

「私はいいから」

 ゴオオッ

「くっそ……やられてるだけと思うなよ」

 アステリスは壁ぎわまでやってきて背負い袋から白い布を出し、端をくわえてもう片方の端をあざやかな手つきで両の掌に巻いた。

「ちぇえええいっ」

 ゴ――……

「むっ」

「せああああっ!」

 アステリスが構え、気合いと共に放った剣圧がイクシオンめがけて凄まじい速さで襲いかかった!

 パラ……

 崩れ落ちた壁と天井、落ちてくる瓦礫の破片、イクシオンは煙幕の向こうからマントで身を守りしばらく佇んでいた。

 スッ

 一瞬の気配でイクシオンは後ろに退いた。アステリスが短剣を握りいつのまにか忍び寄ってきていたのだ。

 シャッ

 アステリスが振りかざした短剣が鋭く空を切った。イクシオンは抜刀する。

「いい腕だな」

 イクシオンはアステリスの短剣を受けとめながら言った。

「うるせえ!」

「あんたオレの女になれ」

「やかーしーっ!」

 ザシュッ

 アステリスは叫びざまイクシオンの腕を斬った。腕に一文字の血が一瞬後ひらりとにじむ。イクシオンがそれに一瞬怯んだ隙にアステリスは後ろにザッ、と飛んだ。イクシオンは自分の勝ちを信じて疑ってはおらず、その証拠に余裕の笑みを浮かべてその血をペロリと舐めた。

 アステリスはいつの間にそうしたのか、床に刺しておいた竜牙剣を引き抜いてもう一度剣圧を放った。イクシオンの詠唱がそれと同時に凄まじい勢いで縦横無尽に彼女に襲いかかる。

 全身傷だらけのアステリスが反撃してきたイクシオンの呪文に隠れていると、フェクタが近寄ってきて傷口に手をかざした。青い光が掌からにじんで、見る見るアステリスの全身が暖かくなってくる。

「……」

 アステリスはフェクタを見つめた。

 早く逃げればいいのに。どうしてこんな? 最初彼女があまりにも唐突に、そして奇抜な現われ方をしたものだから、あんなに興奮してかなりきついことを言った。そんな自分をなぜ?

「ジラルダは?」

 フェクタは身振りでジラルダが何かを探していることを伝えた。どうやら正しい道のようだ。

「おっさんなにやってんだか……」

 アステリスは呟いて近くで起こった爆発に表情を引き締めた。物陰に隠れたアステリスをあぶりだすのにイクシオンが手当たり次第にあちこちを破壊し始めているのだ。

 ドウ!

「隠れてな!」

 アステリスは物陰から走り出ると鎧に隠していた手刀剣を二本取り出してイクシオンに投げ付けた。

 シャッ

「むっ!」

 イクシオンはそれに一瞬気をとられた。アステリスはその間にも竜牙剣を構えて剣圧を出している。彼が気が付いたときには、凄まじいエネルギーを秘めた剣圧の威力が目の前まで迫っていた。イクシオンはそれを避けることができなかった。

 ドゴ ―――――ンンンン……!

 凄まじい爆発がイクシオンを襲った。風が巻き起こり、次いで爆発に伴って空気が爆発的に熱くなる。アステリスは爆発の寸前フェクタを抱きかかえて物陰に隠れた。

 凄まじい爆風はそれでも遠く離れた二人を吹き飛ばさんばかりの凄まじいものだった。






                   月に






「……」

 パラ……

「あれ……生きてる」

 アステリスは煙幕の向こうイクシオンがゆっくりと顔を上げるのを見届けて呟いた。

 そしてちょうどその頃、やっと壁の端に道標をみつけたジラルダが声を上げていた。

「あったぞ……北か」

「どうやら本気でオレを怒らせたいようだな!」

 イクシオンがマントをバサリと払って叫んだ。瓦礫の細かい破片がすべからく全身に突き刺さり、血まみれの姿は壮観そのものだ。

「ヴォルヴァ!」

 ドオン!

「 ――――― 」

 その声を聞いたジラルダが硬直してそのままゆっくり振り向いた。黒い目を見開き、驚きに満ち満ちた顔。そしてアステリスも顔を真っ青に青ざめさせて立ちすくんだ。

 《ヴ》!

 五十音字のどこにも存在しない言葉!

 なのに確実に『在る』言葉!

 あれは禁忌、

 あれは誰にも使えない恐ろしい言葉、

 効力が強すぎて人を滅ぼす言葉、

 神にすら匹敵する言葉、

 その恐ろしい言葉を、目の前で使う男がいる!

「ヴァイケオン ヴォルウ ヴニフ ヴィランヴェ!」

 ゴォォォォ……

 イクシオンの全身から黄金色に輝く波のようなものが現われた。

 ジジッ

 ――――― 電気か!

 ジラルダは咄嗟に思った。

 ゴオオオオオオオオッッッ!

 同時に凄まじい風が起こった。独自の効果を持つ上に他属性にも共通して使用できるに違いない。




              月は虹の光を消すそうですわ

          では 同時には現われることはできませんな




 アステリスは悲鳴を上げて逃げ惑った。驚きより恐怖で最初は身体が動かなかった。

「ヴェス ヴルモ ヴレイミス ヴエトクス!」

「のあああああ」

 ドウッ

 凄まじい爆発があちこちで起こりアステリスとフェクタを確実に狙い定める!




            月の光が虹の光を消してしまうとか

            月が虹を喰うと表現するようですね




「続いて行くぞ!

 ロンゼルヌ! ロゲリィ ロクレス ロクタティ!」

 ヒュウウウウウウ……

「ロミエン!」

 ゴオ!

 イクシオンが振り払った腕の動きに合わせて大きな炎の渦が螺旋を描いてアステリスめがけて突進してきた! アステリスは身体を固くして身構え渦が至近距離に来るのを狙い定めて竜牙剣を構える。

「ヴェン!」

「え……」

 アステリスは青くなった。風の渦が来ると思っていたのに!

 パリリィィィッッ

「うっそーっ!」

 ドオオオオン!

「ヴィナイサ ヴュヨン ヴセント!」

 ―――――ッ

 ドン!

 ゴォォォォ……

 ―――――ドォォン!

 茫然とするアステリスめがけて凄まじい炎の渦とそれにまとわりついた雷の波動が襲いかかる!

 フェクタはアステリスに勢いつけて飛び付き、反動で二人は倒れた。

 アステリスが一瞬前までいたその場所で凄まじい爆発が起こり、そのすぐ近くで倒れた二人も少なからずあおりをくらった。

 パラ……

 ゥゥゥゥゥ……

 風が唸る。アステリスは静まり返ったホール内を、顔を上げて確かめそれからゆっくりとこちらに歩み寄るイクシオンの姿も確認していた。

 今や傷だらけの自分がフェクタを守りながらどれだけのことをできるというのだ。






                  もう虹が






 ジラルダは走った。アステリスとフェクタを助けるためだ。とにかく今はあの男を振りきらなければならない。

 アステリスは痛む傷と全身を押さえ顔をしかめながらどうやら立ち上がると、イクシオンを精一杯睨み付けた。

「……あんた……」

「驚いたか? まあいいお前もこれで……」

 イクシオンは言葉をそこで切った。ずっと姿を隠していたジラルダが現われたのだ。

「お手前……」

 アステリスはぞっとした。

 ジラルダの声が凄まじく冷たかったからだ。ひどく冷酷に、そしてひどく残酷な響きをたたえて。そして帽子の影からのぞくその黒い瞳も、負けないくらいの冷たい輝きでもってイクシオンを睨み据え、銀の髪は今や死者を照らす冬の雪のように冷徹に見えた。

「《ヴ》の呪文を使われるのか……」

 ジラルダの様子に訝しげに眉を寄せていたイクシオンではあったが、その言葉に本来の不敵さを取り戻してにやりと笑い言った。

「ああ」

 ジラルダが顔を上げた。

 別人だった。

 それは彼であって彼でなかったはずだ。

 目の光は狂気に近い何かを浮かべ、全身の身の毛が逆立つほどの激しい感情が今は理性一本で抑えられ、彼の肉体のなかで息巻いて渦巻きうねっている。

「オレがどんなことをしようとあんたには関係のないことだ。ひっこんでいろ」

「……」

「何?」

 ジラルダが何か低く言い。聞き取れなかったイクシオンはもう一度聞き返した。

「……ジラルダ……」

 アステリスは彼の豹変ぶりに色を失っている。一か月以上も共にいればわかる、ジラルダという男がどういう人間なのかを。よほどのことがなければ、このような別人には絶対にならないということを。

「お手前……イーリス・ウェイネリンという名前に覚えは?」

「なに……」

 突拍子のない質問にイクシオンは一瞬眉を寄せそして思い出したかのようににやりと笑いうなづいた。

「ああ知ってるぜ。ジェヴェイズの宝石と呼ばれた女だろ」

「二年前死んだ」

「ああ」

 イクシオンは肩を竦めた。

「オレが殺した」






             喰われる





「! ―――――」

 アステリスは絶句した。

 イーリスはジラルダがかつて愛した女の名だ。そのイーリスを殺したという張本人が目の前にいる。

 しかしジラルダは至って冷静だった。

「なぜ」

 イクシオンはもう一度肩を竦めた。

「なに……あの女は美貌と人格であちこちの貴族たちのある種のカリスマだったはずだ。

 頭も切れる、家柄もいい。あの時期ジェヴェイズ大陸の恰好の攪乱方法を思いついていたのでね。邪魔だったので消えてもらった」

 二年前ジェヴェイズ大陸は大きな政治抗争の渦にのまれていた。傭兵仲間から伝え聞いた程度なのでアステリスも詳しいことはよく知らないが、なんでも同盟を結ぼうとしていた巨大な王国同士が、突然それらをすべて破棄して戦争準備を始め大陸全土を混乱に陥れたとか。両者の首脳がお互いに噛み合わないことを言って相手を裏切り者と罵ったくらいのことは、アステリスも知っている。

 イクシオンは陰にまわってその混乱の首謀者となっていたのだ。そしてイーリスは、そのために殺された。

「……そうか……ではあのときの字は」

 どこまでも頭の良い女だった。

「つべこべ言っている暇はないぞ」

 イクシオンの詠唱が轟いた。

 ゴォォオオオオオ……

 《ナ》と《ヴ》の混合……―――――来る!

「フェクタ、手伝え」

 アステリスは呟いて竜牙剣を構え気を溜めた。その間フェクタはまた祈るようなポーズをとって何事か始めた。

「無駄だ! お前の剣圧は読み切った!」

 かっとアステリスの瞳が見開かれた。気合い一発で剣圧を出すかと思いきや、残った最後の手刀剣を投げ付け、タイミングを見計らってフェクタが手をフッと差し伸べそれによって手刀剣の周囲に強い風の力場が生じた。

「む!?」

 イクシオンが怯んだ一瞬の隙―――――アステリスは竜牙剣を上に向けて剣圧を発した。

「な……なにいっ」

「くらえええーっ!」

 ズズ……

 アステリスの剣圧は―――――……そのまま天井を直撃した。天井はその衝撃を吸い取って徐々に、そして段々速さを増して崩れ始めた。

 ドン!

 そしてそれはイクシオンの頭の真上で起きていた。

「う……」

 ドォン!

「うわあああああああーっ!」

 アステリスの目にも落ちてきた瓦礫に脳天を直撃されて倒れるイクシオンが見えた。

 しかし傍観している暇も彼らにはなかった。天井は一部分が崩れれば、当然全てに崩壊の影響が出る。

 ゴゴゴゴゴゴ……!

 アステリスは目の前に崩れていく天井をぼおっと見ていた。そんな彼女の真上に天井が崩れてきて、それを見ているにも関わらずアステリスは完全に放心していた。彼女とフェクタを抱えて走りだしたのはジラルダだった。

「あ……え?」

「まったく……呆れたものだ君は」

 ジラルダが走りながらそんなことを言っている。後ろでは凄まじい崩壊の音が聞こえている。そして崩れ落ちる天井が彼らを追いかけ始める。

「な……なに」

「正しい方向がわかった」

 顔を上げてジラルダを見るといつものように冷静な瞳で前をまっすぐ見据えている。

 アステリスは抱えられたまま前を見た。確かに段々道が細くなってきている。後ろを見ると、瓦礫が山となってすでに道はなくなっている。これの下敷きとなったらいくらイクシオンでもひとたまりもあるまい。

 アステリスがほっとして前を見ると、また前のように細い一本道が暗い闇と共に待ち構え、やがて行き止まりに扉が彼らを遮り待っていた。

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