一、奇跡と呼ばれた男 3

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 少女を受けとめたジラルダの腕は、衣服の上から見るかぎりではちっとも損傷を受けているようには見えなかった。かなりの衝撃であったろうに、そんな素振りすら彼は見せなかった。しかし彼の関心事は、今やそんなことではなかった。

 少女は、口がきけなかった。それが生まれついてのものなのか、それともいずこからかの落下による恐怖の過程なのか、それははっきりとはわからなかった。しかしこちらの言っていることは聞き取れるので、どうやらあまりの衝撃に耐えられずに言葉を忘れてしまったと考えるのが妥当だろう。しかし、彼女はどこからやってきたのか。

「気味が悪いよ!」

 アステリスは立ったままジラルダに怒鳴った。そのジラルダは、少女の全身にまとわりついた細かい屑や埃をきれいに払ってやっている。聞く耳は持っていないらしい。

「聞いてんの!? おい! 変だよ空から落ちてくるなんて! 落ちてくるのはいいけど落ちてくるような場所がどこにあるってのさ」

「名前は? やはり口がきけないのかね?」

「ちょっと聞いてんのかよ! どう考えたって人間じゃないよ! 精霊かきっとそのあたりの人外だよ! それとも言語魔術師か魔道魔術師の造ったなんとかかんとかピクルスだとかいうやつだよ!」

「アステリスそれを言うならホムンクルスだろう」

 ジラルダはくるりと振り向いて言った。

「う……そ、そんなこたどうでもいい」

 アステリスは言いつのった。

「よしなってばあ! 関わるだけ損だよ! おい! おっさん! 聞いて……」

「字は書けるのかね。自分の名前は……ふむ書けるようだな」

「……ないみたいね」

 アステリスは怒鳴るのをやめた。一方のジラルダは、砂の上に小さな指がたどたどしく綴った共通語、つまりアンクルティア語を読もうと背をかがめていた。

「フ……ェ…………クタ。これが君の名前か?」

 少女は無垢な瞳でジラルダを信頼しきった光をたたえて見上げ、こくりとうなづいた。

 どきっとするような不思議な青い瞳をしている。

「フェクタ……それでは尋ねるが、どうして空から落ちてきたりしたのかね?」

「そんなこたああたしだって聞きたいね」

 いい加減呆れ果ててアステリスがそっぽを向いて呟いた。彼女には見えなかったが、フェクタはただ、瞳を閉じて首を振るだけだった。

「ふむ……知っていて言わないのか……それとも本当に知らないのか」

「んなこと言ってる場合じゃないだろ! 気色が悪いよそんな子供! 砂漠じゃ余計なもめごととは関わらないって掟を知らないのかい!」

「生憎だが知らなかった」

 ジラルダは生真面目に答えた。嫌味のない言い方だったからこそ、アステリスの癇に触った。

「どうすんのさそのガキ」

「この砂漠に捨ておくわけにもいくまい。連れていく」

「じっ……」

 アステリスの顔がいっそうきつくなった。

「冗談じゃないよ! 自分の面倒見るのも精一杯なのにそんな得体の知れないガキンチョの面倒まで見られっか!」

「だから私が面倒を見よう。君に迷惑はかけない」

「~~~~~~~!」

 そういう問題じゃなくて、アステリスは言いかけたが、言っても無駄だとここに来てやっと理解したらしく、しばらく肩と唇を震わせていたが、黙ってしまった。

「とにかく今日はもう休もう。彼女も疲れているようだ」

 アステリスは振り返って怒鳴ろうとした。休みたいなら休め! あたしは行くからね、そう言おうとした。しかし振り返ってフェクタの純粋な瞳を見て、言う気がすっかり削がれてしまった。

「……そうすっか」

 ため息まじりでアステリスは言った。さっきまでの自分の剣幕に恐れをなしたのか、フェクタは自分を怯えたような、警戒した目つきで凝視していた。まあ仕方もあるまいが、そんなことを気にするアステリスではなかった。さっさと寝袋に入って、怒ったせいもあり早々に眠ってしまったようだ。アステリスに対する瞳とは対照的に、フェクタは信頼しきった瞳をジラルダに向けた。

「もう大丈夫だよ。さあ今日はもうお眠り」

「ちっ、お眠りじゃあねえ」

 アステリスは寝たふりをしたままそう呟いたが、それがジラルダに聞こえたかどうかはわからない。

 何の予兆か、スッと星が流れた。



「さっさと来なって! もたもたすんな!」

 翌朝のアステリスは、絵に描いたようなお冠であった。フェクタはジラルダを騎乗のまま見上げた。小さな身体を鞍に乗せ、手綱を持つジラルダの両手に支えられ、自身も鞍の支えに掴まっているので落ちることはない。全身は彼のマントに包まれていてその隙間から前を見るようにしているので体温をむやみに奪われることもないだろう。

「やれやれ……何を怒っているのか」

 淡々としてジラルダは呟いた。アステリスの態度に呆れているのではない、この男は本当に彼女が怒っている理由がわからないのだ。

 アステリスはさっさと前を行ってしまっているが、そう離れているわけではない、背中が辛うじて見える程度だから、馬でいえば五馬身くらいだろう。

 ジラルダを見るフェクタの表情が泣きそうに不安なものとなった。それを見てジラルダはふっと微笑んだ。

「大丈夫、君のせいではないよ。多分彼女は私に対しても君に対しても怒ってはいない、自分に対して怒りを感じているのだろう」

 フェクタのおかっぱ頭をそっと撫でながら、ジラルダは駱駝を進めた。

「聞こえてんだよ」

 ずっと先の方にいて鳥駱駝を駆っていたアステリスはそれを聞き取って苦笑いした。そうなのだ。何もあの気味の悪い少女に怒っているわけでも、ジラルダに怒っているわけでもない、昨日あのまま一人で出発すべきだったのに、あの妙に神秘的な瞳に射竦められて夜行を中止してしまった自分にだ。射竦められる? ―――――このあたしが!

 アステリスは砂丘にさしかかって彼方に目を馳せた。見渡せば限りない砂、そうここは砂漠。死と再生の土地。かなたにけぶるは蜃気楼、はたまた見果てぬ旅人の幻か、見えるはただ、目にすれば虚しいばかりの楽園の数々。あれは砂漠で死んだ人間が死ぬ直前まで望んだものなのだという。そして死んでのちも、こうやって生きる者を魅了しようとしている。アステリスは午後に近づいてきた太陽を見上げ、汗まみれの顔をそっと砂に映してから、ふうとため息をついた。気が付けば隣にはジラルダが追い付いてきている。

「そういえば聞き忘れていたが」

「またか。今度はなんだい」

 アステリスはげんなりして聞き返した。この暑さのせいもあるが、ようやくこの男のテンポに慣れてきたのだろう。

「なぜ昨日はあんなに急いでいたのかね。急ぐ必要もないように思えたが」

「ああ……」

 アステリスはは今となってはどうでもいいとでも言いたげに空を見上げた。

 フェクタもつられて空を見上げた。

「―――――昨日みたいに空気の澄んでる夜ってのは、次の日の気温が凄く上がるんだ。だから夜のうちになるべく進んで、日陰のある場所を目指したほうがいいんだ。それがだめなら、涼しい夜のうちに進んで、日中は砂丘の陰だとか、砂に穴を掘って太陽をやり過ごすっていう手もある。まあ、今となっちゃあんまり関係ないさね。あたしゃあ慣れてるからいいけど」

「なるほど」

 顎に手をあてて納得するジラルダに、アステリスはけっ、と言うと、また鳥駱駝を進めた。精一杯の抵抗というべきだろう。

「砂漠では彼女の言葉に従ったほうがよさそうだな」

 ジラルダはフェクタに呟き、フェクタは相変わらず信頼しきった瞳で彼を見上げただけだった。



 アステリスの言った通り、その日の日差しは強烈で、攻撃的ですらあった。汗で視界が遮られ、べっとりと貼りつく前髪、たまらず息を吸い込むと、器官を焼きつくしてしまいそうに熱く乾いた空気がどっと体中になだれこむ。しかし二人の旅人は止まる事無く進んでいった。言葉どおりアステリスは慣れているのだろう、汗を少々かいてはいるが、涼しい顔をして鳥駱駝を黙々と進めている。ジラルダもまっすぐ前を見据え、額に汗をにじませてはいるが、別段辛そうな様子もなく、息も乱れず、アステリスのあとを静かについていっている。時々砂丘の上からそんな彼の様子を見て、アステリスはただただ呆れ果てているのだった。あいつは、本当に砂漠に入るのは初めてなのだろうか? ちっとも音をあげない。その不慣れで無知なところから彼が砂漠に入るのがまったく初めてであるということは容易に想像できたが、しかしあの冷静沈着さは、そんな彼女の思いすら時々疑わせるものがあった。落ち着きすぎている。初めて砂漠に入ったのなら、もっと不安気だったり、この尋常でない暑さに愚痴をこぼしたりするものだ。しかし彼にはまったくそういうところがない。これは……単に鈍いのだろうか? それともよほど自分に自信があるのか。 ジラルダはこれでよかったが、しかしフェクタは……真夜中突如空から降ってきたこの不思議な少女は・・・そうはいかなかった。終始はあはあいって辛そうだったし、いくらジラルダのマントのなかにいてこの暑さに体温を奪われることはないといっても、それは理想論で、完全にというわけにはいかず、迸る汗を拭きながら、小さな体で精一杯抵抗していた。ジラルダは先程そんな彼女の様子に気が付いて、自分のぶんの水を与えていたりした。ちゃぷん、と音のする水袋を握りしめて、フェクタはその青い瞳をジラルダへ向けた。

「いいから持っておきなさい。私の分はいいから」

 フェクタはちょっとだけ眉を寄せて、それからとても大切なものを抱き締める乙女のように、ぎゅっと水袋をもう一度握った。

「あほう・・・」

 アステリスはちょっと先からその光景を見ていた。人がよすぎるにもほどがあった。砂漠では、例え母親が枯れても自分の水は渡すなというここでの生き方を知らないのだろうか。

「知らないんだろうな……」

 アステリスはほりほりとあたまをかいて、ジラルダが来るのを待った。

 しばらく二つの影は並んで砂漠を進んでいた。誰もが無言だった。さすがのアステリスもジラルダも、無駄口をたたくほどの余裕はなかったといっていい。しかしこの二人でさえそうなのだから、まったく体力のない幼子であるフェクタは、限界が目の前に見え隠れしているようで、青い瞳を細めて必死に我慢しているところなどは、口がきけないぶん辛そうであった。しばらくアステリスは知らないふり、見えないふりをしていた。それをジラルダは気が付かなかったのがそれとも知らないふりをしていたのか、とにかく自分より砂漠に慣れていて、なんとか対策を講じることのできるかもしれぬアステリスのそんな無関心を、別段責めようともしなかった。フェクタの事を何度も気に掛けながらも、自分では水を与える以外なにもできないゆえ、彼はなにもしてやれなかった。しかしそのフェクタの我慢も限界に近づいてきていた。脱水症状がひどくなってきている。アステリスは汗をにじませた端麗な顔をそちらに向けた。眉を密かに寄せため息をつくと左耳のピアスがちゃりりと鳴る。アステリスは自分が限界なのかそれとも憐愍の情がわいたのか、休憩にしよう、と大きな、見上げるほどの砂丘の手前で小さく言った。これだけ大きな砂丘の影に行けば、少なくともこの凄まじい日差しは避けられるということを、いいかげんジラルダも学んでいた。一同はそれぞれの乗り物から降りると、やれやれとそこに敷物をひいて座った。

「大丈夫かね?」

 ぜいぜい言い始めているフェクタにジラルダが問いかけている。この男は、最後の手段としてなにか方法を知っていてこんなにも冷静なのか、それとも単に無知なのか。

「……」

 アステリスはそんなジラルダを重い沈黙で見守っていたが、やがて黒豆のようなつややかな瞳を閉じるとやれやれと息をついて立ち上がった。ジラルダが問いたげな視線をくれるのと同時に、彼女はそんな視線をうっとおしそうに払うかのように、

「偵察……」

 とぼそりと言った。そしてちらりと後ろを一瞥すると、腰に手をやって外した革袋をぽん、とフェクタの方へ無造作に放った。革袋はずさっ、という音をたてて砂にうもれる。

 フェクタが汗だくの顔をアステリスの方へ向けた。

「飲みな」

 アステリスは照れを隠すように無愛想に言った。フェクタはぎゅっと袋を握りしめてアステリスの後ろ姿を見つめ、そっとジラルダを見上げた。

「もらっておきなさい。彼女の精一杯の優しさだ」

 そっと黒い髪をなでながらジラルダは言った。

「精一杯だけ余計だっつーの」

 アステリスは砂丘をのぼりながら苦々しく言った。聞こえてしまうのだ。

 彼女は砂丘の頂からかなたへ目を馳せた。額に手をかざしどんな獲物も逃さぬ鷹のごと鋭い瞳で三百六十度広がる砂の大地を睨みつける。もやもやと蜃気楼があちこちにゆらめき時々はしる影は死の地に永らえる獣の姿かはては幻か。太陽を見上げアステリスは再び目を細めそれからゆっくりとジラルダとフェクタのもとへと歩き始めた。

 アステリスがフェクタに渡した袋の中身は水だが、微かに果汁で味がつけられている。

 飲むとほんわりとパイナップルの味と香りがするのだが、無論それだけではなく、通常の水よりも暑さをやわらげ、汗がでてくるのを防ぐ。砂漠では欠かせないものの一つだ。

 アステリスは別にそれを惜しんでもいないようだったし、そんなことは忘れたかのように振る舞っていた。時々砂漠に目をやっては、油断ならぬ視線を向けている。これは傭兵という生業に身をおく彼女の身についた癖といっていいだろう。また砂漠に生きる者の当然の行いといってよかった。

 来る日も来る日も、一同は相も変わらぬ砂の風景のなか進み続けた。

 ある日のことであった。ジラルダはすぐ前を進むアステリスが、何気なくふと顔を上げた拍子に、向かって右の方向になにかを見つけたのを、見た。

「!」

 アステリスの表情が一瞬で険しくなり、手綱を引いて鳥駱駝を止めたのはほんの数秒の出来事のようだった。ジラルダがどうしたのかと聞く前に、アステリスはそちらの方向へ向き直り、凄まじい速さで突進していった。彼女が向かった先には、ジラルダにはなにも見えなかった。ジラルダとフェクタは顔を見合わせ、もう消えて見えなくなってしまったアステリスの走り去った方向を茫然と見つめていた。と、しばらくすると、そちらから凄まじいほどの砂煙があがっている。ジラルダの剣士としての本能のようなものが働いてなにかを告げたがっていた。何か、それは彼にもわからなかった。彼は無言で駱駝をそちらへ向け、一気に疾った。風を切り、しかし無駄な動きはひとつもなく。フェクタがマントの間から風を受けて茫然としたほどに爽快な手綱さばきであった。しばらく行くと、まだ

もうもうと砂を巻き上げている場所が確認できた。隊商らしき馬車が数台、微かに見え隠れする人の影、そして血のにおい。ジラルダはその側に厳然と立ち尽くすアステリスを早くも見つけていた。

 異変を察知して興奮する駱駝をなだめながら、ジラルダはフェクタを抱えたまま降りたった。むせ返るような血のにおい、まだたちのぼる砂煙、足元に無造作に転がるは無数の死体。

「アステリス。…………これは……」

 ジラルダは眉を寄せて詰問した。これではまるで無抵抗の者に対する虐殺ではないか。

 ジラルダはアステリスは、生業のためだけに人を殺めることも時にはよしとしているのだと思っていた。傭兵とは本来そういうもの、しかし彼女のこの行動を見ていると、単なる殺戮のためだけとしか考えられない。ジラルダは声を荒らげて彼女にこの不可解な行動の意味を糾そうとした。

 が、アステリスはそんな彼の様子には少しも気が付かない様子で、―――――といってもそれは気が付かないというよりは、もっと別のことに対して意識が大きく傾いているので気が付かないという意味で―――――倒れた馬車の側へ歩き始めた。

「おい」

 するとその言葉に―――――怯えたような金属の音がした。ジラルダは不審に思った。

 ―――――誰かいるのか。

 アステリスは続ける。

「ほら鍵。あっちの馬車は無事だからあれでまっすぐ西を目指しな。オアシスのある街がある」

 そんなアステリスの声を聞きながらジラルダは側に倒れる一人の男を、しゃがみこんでよく観察してみた。大層なみなりをしている。白い布を頭から被って日除けにしていたようだが、着衣はすべて絹だ。それからその無残な死に顔にも漂う、一種卑俗な顔立ち。そしてジラルダはかちりかちりという音に横を見、そこにいた人間の手枷足枷を次々と外しているアステリスを見た。みな痩せこけて、子供もいれば大人もいる。再び足元の死体に目をやりジラルダは合点がいった。

(奴隷商人か)

 アステリスはいちばんしっかりした目をしている若者を選びだして何事か言っている。 その背後では仲間の手枷を次々外して歓喜の声を上げている人々が抱きあって喜んでいるのが見えた。アステリスはこちらに背中を向けていたので表情はわからなかったが、彼女がなにか言うたび若者がいちいちうなづいているのはよくわかった。アステリスは馬車の荷台から荷物を次々と運びだし二台の馬車にそれを積み込んだ。

「よし行きな。気を付けていくんだよ」

 口々に礼を言う彼らを送り出して、あとにはアステリスと、まだ訳がよくわからない風のジラルダとフェクタが残っていた。アステリスは重苦しく垂れ篭めた沈黙のなかジラルダには目もくれず足元の死体を見た。貴金属をあふれるほど身につけ、絹に身を包んだ奴隷商人たち。

「ふん」

 冷たく言い放ち、彼女は死体の顔を蹴った。

「見ぐるみ剥がそうとも思わないねこんな奴ら」

「何があったのかは知らないが少々やりすぎではないかね」

「あたしは人買いは嫌いだ!」

 アステリスは吃と振り向いて怒鳴った。チャリ、と左耳のピアスが音をたてる。凄まじい怒りの瞳をしていた。それはジラルダにではなく、奴隷商人たちに対する怒りであった。

「―――――」

 アステリスのあまりの剣幕に、ジラルダもすぐには言葉が出ないようだった。その空気と、檄しすぎたと思ったのか、彼女はちょっと反省したような顔になって声を和らげた。

「……最低野郎のすることだ。奴らは人間のクズだ」

「…………」

 沈痛な面持ちでジラルダはアステリスを凝視した。アステリスはその視線をくぐりぬけるようにしてまた鳥駱駝に乗り、何もなかったかのように砂漠へ歩きだす。ジラルダはフェクタを見て、それから駱駝に騎乗して彼女を追った。

 血なまぐさい風が一瞬砂の地を駆け、やがてそれもすぐに止んだ。


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