巨億の愛と 第一部 第三章

 めんばくたるれきしをけみしてごこくほうじょうのわくせいとなるべきちきゅうはけんらんごうかなるぎんがけいのかたすみをひょうようするしゃくねつのわくせいだったんだ。

 ほうはいたるかくゆうごうでかがやくたいようからきせきてきなるはびたぶるぞーんとなるべきいちにたんじょうしたちきゅうはこうおんのへりうむやすいそでほうはくたるたいきがこうせいされておりひゃっかりょうらんのせいめいがたんじょうするにはざんこくすぎるかんきょうだった。

 ひっきょうえいごうふめつのかみさまのようなたいようもかくやくたるたいようのこどもたるべきちきゅうもぼくたち『ひも』のいちぞくがかいこうしてたんじょうしたのだけれどもぼくたちはるいじゃくすぎてはんぶんじょくれいのだいしぜんのげんりにこじゅうするしかなかった。

 しゃくねつのわくせいたるちきゅうをいじょうするくだんのへりうむやすいそもきょうらんどとうのたいようふうでいくどもうんさんむしょうせしめられぼくたち『ひも』はかいこうしてはけつべつしけつべつしてはかいこうしていた。

 えんえんちょうだたるしゃくねつのじだいをけみしてむくりこくりのたいようのかくゆうごうがあんていしてきたことからしっぷうじんらいのたいようふうもごうりとなりさんらんたるたいようのこどもたるちきゅうもあんていきにはいったんだ。

 きしせんめいたるせいめいがたんじょうするにはかこくすぎるかんきょうではあったけれどれんえんたるぐれんのがんしょうがしはいするちきゅうじょうにはぎょうきなるちかくがたんじょうしてぎがたるかつかざんがしょうりつしほうはいたるかざんかつどうをはじめた。

 かようなるぎょうきこんだくのじだいをけみするとぼうばくたるたいようけいないのわくせいのいちがひょうへんしてゆきまかふしぎなるばんゆういんりょくのほうそくによりしょうりょうたるこうやのごときちきゅうにびょうまんたるおおうなばらがせいせいされた。

 こんなかくねんむしょうのじじをけみしてれんえんたるおおうなばらのなかにげんしてきなるせいめいがたんじょうしたんだ。

 ぼくたち『ひも』はかんげきしたね。

 ある『ひも』はいった。

「せいめいとはかみさまがそんざいするしょうこだ」と。

 ある『ひも』はいった。

「せいめいはくりえーたーのこうちくしたしみゅれーてっどりありてぃーにおけるこんぴゅーたーじょうのじっけんにすぎない」と。

 ある『ひも』はいった。

「せいめいは『かみぜろぜろいちなないちなな』のみこころのままにたんじょうしたむげんほうようにすぎない」と。

 げんしてきなるせいめいはさいじたるばくてりあやけつけつたるあーきあなどというふうぼうになってしあのばくてりあという『こうごうせい』をするそんざいへとしんかしていった。

 しあのばくてりあのししふんじんのだいはっせいをけみしてしゃくねつのわくせいであったちきゅうにはだいいっかいめのひょうがきがとうらいしてきょおくのげんしてきせいめいをとうたしたのだけれどどうじにぼうばくたるちきゅうじょうのさんそとかくやくたるたいようからのしがいせんとのかがくはんのうから『おぞんそう』がこうちくされてくだんの『はびたぶるぞーん』がかんせいされたんだ。

 きょおくのせいめいたいはれんえんたるおおうなばらからひょうびょうたるりくじょうへときりょしていった。

 じじひょうびょうたるちきゅうじょうにはぬーなというちょうたいりくがたんじょうしておりるいじゃくなるせいめいたいたちはさんらんたるようこうのもとでしんかしていったんだけれどぜんごしてむがいむへんのきゅうりゅうからかいいなるいんせきがついらくしてきてようらんきのちきゅうにげきとつめんばくたるひょうがきがとうらいしたのさ。

 むくりこくりのひょうがきがしゅうえんするとかんぶりあばくはつというしんせいぼうとくすべからざるせいめいのだいしんかがじゃっきされてこうはいしたちきゅうじょうにはせんじょうばんたいのせいめいたいがちょうりょうばっこするようになった。

 ひゃっかりょうらんのせいめいのなかにはちょとつもうしんのきょうりゅうのようなひゃくせんれんまのつわものもたんじょうしたけれどぺるむきさんじょうきはくあきなどにおけるせいめいのだいぜつめつでひゃくじゅうのおうたるきょうりゅうはぜつめつした。

 ぼくたち『ひも』は『これでせいめいのれきしもおわりか』ともおもった。

 じじばさらろうぜきのきょうりゅうがぜつめつしたことによってこふくげきじょうのせかいとなったちきゅうじょうにはげんしてきなるれいちょうるいがたんじょうしてけいとうじゅてきにしんかしていったけっかいれぎゅらーとしてのぼくのえいきょうもあってはくらんきょうきのせいめいたい『にんげん』がたんじょうしたんだ。


 ぼくは『にんげん』のいちぶとなった。

 ぼくは『あい』をめぐるたびにでた。

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