巨億の愛と 第一部 第二章
ごこくほうじょうの『せかい』ひっきょうほうはくたる『だいうちゅう』がたんじょうしてからわきあいあいたるぼくたち『ひも』はこんなふうにこくふげきじょうのじだいをおうかしていた。
しゅんぷうたいとうたるがいあんのじだいがおわってほうはいたる『きょだいか』のじだいがとうらいするまでぞうじてんぱいもなかった。
さいじたるぼくたち『ひも』は『だいうちゅうない』のさいしょうたんいなのだからあいんしゅたいんのことばをえんようすれば『じくうれんぞくたいかせつ』によってぼくたちはすなわち『じかん』のさいしょうたんいでもあった。
やがて『ぷらんくじかん』とこしょうされるようになるたんいであってぼくたちは『じくうれんぞくたいかせつ』によって『ひゆーくりっどがた』にわんきょくした『ぷらんくじかん』のなかでいんものへいわなじだいをまんきつしていたにすぎないんだ。
じじ『だいうちゅう』のなかはしゅうそうれつじつの『あつさ』にしはいされていてしゅゆもなくしっぷうじんらいの『れいきゃく』がはじまった。
ぼくたちはいかなるかんきょうでもたいきゅうできるから『あつさ』も『さむさ』もかんけいなかったけれどしゃはんのへんかが『だいほうかい』のらんしょうだったんだ。
『だいうちゅう』の『れいきゃく』がはじまってしゅゆぼくたちはきょうらんどとうのえねるぎーにふきとばされて『だいうちゅう』が『きょだいか』するとともに『だいうちゅう』のなかでばらばらになっちゃったんだ。
やがて『いんふれーしょん』とこしょうされるげきどうのじだいをけみしてぼくたちのなかに『いたんしゃ』がとうじょうしてきた。
『ひっぐすりゅうし』とよばれる『ひも』のだんかいたちは『ゆいぶつしゅぎしゃ』ともよばれあいまいもこたるちみもうりょうのようなそんざいであったぼくたち『ひも』をきしせんめいたる『しつりょう』をもつ『ぶっしつ』にしてしまったんだ。
がんらいいっかだんらんのように『かいこう』して『りゅうし』となっていたぼくたち『ひも』はしゃはんのじだいにぜんごしてほうかいとけつごうをくりかえすようになり『えんとろぴーぞうかのほうそく』によってほうはくたるせかいははめつへとばくしんしはじめたのさ。
『だいほうかい』というのはこんなげんしょうのことだ。
ある『ひも』は『だいほうかい』のさいはてには『だいうちゅう』は『ねつりきがくてきし』にとうたつするといいある『ひも』は『だいほうかい』は『びっぐくらんち』によってしゅうえんし『だいうちゅう』はみらいえいごうたんじょうとしゅうえんをくりかえすといった。
『いんふれーしょん』のおっかないところはたまゆらかんぺきに『れいきゃく』された『だいうちゅう』のなかがふたたびちょうこうおんに『かねつ』されたことだった。
ほうはいたる『かねつ』によってぼくたち『ひも』は『こうし』とよばれるそんざいけいたいにしはいされてそうそうろうろうたるふあんていなじょうたいになってしまった。
こんなじだいがはくらんきょうきのにんげんの『じかん』においてさんじゅうまんねんくらいつづいたんだけれどぼくたちにとってはおくまんごうの『じかん』におもわれたこのじだいがおわると『だいうちゅう』のなかはまた『れいきゃく』がはじまって『ようし』と『ちゅうせいし』とよばれる『ひも』の『いちぞく』がうつぼつたる『かくゆうごう』をぼっぱつさせてきょおくの『げんしかく』へとひょうへんしていった。
『こうし』と『げんしかく』のばらんすはえんえんちょうだたるれきしのなかであんていしてゆきけっく『こうし』と『げんしかく』はふぐたいてんのようにだかつししあうようになり『けつごう』されなくなった。
きょおくの『げんしかく』はおくちょうの『げんそ』をこうちくしてゆくようになり『いたんしゃ』すなわち『ひっぐすりゅうし』によって『しつりょう』をもたされたかいいなる『げんそ』たちは『ねつりきがくだいにほうそく』によって『ぶっしつ』の『ほうかい』をじゃっきしてゆき『ぶっしつ』の『ほうかい』はいくおくねんものえいきょをけみして『ぎんが』という『だいかぞく』をけいせいしてゆき『ぎんが』は『ぎんがぐん』へ『ぎんがだん』へ『ちょうぎんがだん』へとせいちょうしてゆき『だいうちゅう』のたんじょうからはちじゅうおくねんくらいたったら『にんげん』がたんじょうすることとなる『ちきゅう』がそんざいする『ぎんがけい』がたんじょうしたんだ。
せいめいがたんじょうするときがくる。
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