第5話ハロウィン鬼ごっこパート5
壱番街参丁目オフィス街
「やられたね・・・」
春猿火とヰ世界情緒が幸祜達がネ祜でワープした場所に到着した時には、既に人集りができていた。
人集りの中心を見てみると、幸祜とシエルが紙袋とチケットを嬉しそうに握っていた。
「近くの人が救急車呼んでくれたみたいだからここはその人達に任せよう」
「そうだね」
春猿火は頷き、二人は理芽の後を追った。
走り続けていると、ヰ世界情緒が春猿火に声をかけた。
「春ちゃんこっち曲がろう!」
その言葉に春猿火は止まり、ヰ世界情緒の顔を見ると、ヰ世界情緒は路地裏に指を差して言葉を紡いだ。
「こっちから行った方が早くつくよ!」
「分かった!」
二人は路地裏に向かって走った。
ヰ世界情緒の指示で走り続けると、広場が見えてきた。
広場に入ると、役所は目の届く範囲にあった。
二人は周りを見ると、春猿火が遠くから青色の髪をした人影が目に入った。
「情緒たん、あれって・・・」
ヰ世界情緒もその人影を見て頷いた。
「理芽ちゃんだね・・・」
確定するや否や、春猿火は理芽に向かって走り出し、ヰ世界情緒は後を追うように走った。
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