第3話ブラック企業の実態

僕はブラック企業で7年間頑張って、病気になった。

企業といっても、団体職員だったのだが。

仕事が夜中終りは当たり前で、何故か僕ばっかり仕事させられた。

イジメに遭っていたのだ。

手配師の上司は何かと僕を嫌い、無理難題を押し付けてくる。

先輩は、1ヶ月前の失敗をまだ、説教するバカ。

女性事務員は、僕の残業代の一分を自分の給料に上乗せしていた。

当時の残業時間は、良くて130時間。

悪くて200時間。

会社には、シャワー室と二段ベッドがある。

僕に似た環境の人が、良く利用していた。

僕も勿論使っていたがほどんど僕だった。

残業させられ、嫌われてイジメ、挙げ句給料をピンハネされて。

何でもっと早く、退職しなかったのか?


分からない。まだ、20代だったので、我慢出来たのであろう。

退職日は誰も声を掛けてくれなかった。

嫌味な先輩に挨拶したら、また、説教を始めたので、机を蹴飛ばして会社を出た。

労働基準監督署に会社の内容を伝えたが、「また、◯◯さんですか〜。この会社の方の訴えは絶えなくてねぇ」

と、やはり、周りもこの会社を訴えていたのだ。

飲み会の時、隣の嫌味な先輩から殴られるさし。

腹いっぱいになり、お腹を擦っていたら、汚い!と、言って殴ってきた。

プライベートでも、ブラック企業はブラックなのだ。

僕を精神病にさせたこの会社は、一生恨んでやる!


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