第四十一話 臣下達の密談(デスタ抜き)
シャロッテside
この屋敷は変わらんな…
懐かしさや安心感がある
そもそも悪亜様がいるから安心するのだろう
しかしそんな考えを邪魔した奴がいた
「シャロッテ。ストラスとドレッド呼んできて話したいことがあるの」
メイドいや、クオレマから呼び出しを受けた
悪亜専属のメイドだ
「わかった。呼んでこよう…場所は?書庫でいいか?」
メイドに確認をとりストラスとドレッドを書庫まで連れてきた
我ながら仕事が早い!!えらい。悪亜様に褒めてもらおう
まぁそんなことを考えていたが俺だったが…メイドの顔色は悪そうだ
何か深刻な問題でも起きたのだろうか…
「みんな聞いて…悪亜様のことなんだけど…過去の自分を知りたがっているの」
・・・俺含め全員が沈黙した
過去の悪亜様…今いる悪亜様とは違う…
「過去を思い出されているのか…?」
ドレッドがクオレマに聞いた
「どうだろう…はっきりではないけど少しづつって感じ」
少しづつか…記憶の封印はやはり期限はあるか…
「記憶が戻ってしまうと…また…悪亜様は壊れてしまうだろう…」
また嘆き悲しみ部屋に篭ってしまうのだろうか…
あの戦争…あれがあったばかりに…
「わかった。なら記憶が戻らぬように俺らも協力しよう。悪亜様の臣下として」
俺は勢いよく椅子から立ち宣言した
この身に変えても!!
「いや…シャロッテ…もう記憶を戻らないようにするのは無理…今聖魔の記録探しちゃってるし…なんなら…天界との戦争も起きそうだし」
クオレマが目を逸らしながら言った
「わぁーお…」
どうするんだよ…
「あ…クオレマ…デスタそういえばどこだ?」
ドレッドがクオレマに聞いた
「知るかあんな奴!!俺はあいつが気に入らない」
俺は机を叩いた。なぜ…あいつは悪亜様のそばにずっといたんだ!!
「うっさいシャロッテ!!昼寝の邪魔すんな!!」
ストラスが声を荒げた
「いやオメーはちゃんと話聞け!?この脳筋ゴリマッチョ!!」
今大事な話をしてるだろう!?なぜ寝ようと思う
俺とストラスは取っ組み合いになった
「クオレマ…これどーする?」
「知らないよ…」
クオレマとドレッドが呆れた顔で俺らの取っ組み合いを見ていたのだった…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます