第三十七話 新たな臣下は個性が強い!!
シャロッテ・ドレッド・ストラスの三人が悪亜陣営に入った
彼らは今の悪亜にはやはり動揺を隠せないでいた
しかし主人ということは変わりなく再度馴染もうとしていた
悪亜side
新たな臣下達は本当に個性が強い
少し話してみてもデスタとは違う…違うけどなぜか懐かしさを感じる
「なんかなぁ…懐かしいような気がするんだよね…なんだろ」
ぶつぶつと呟きながら歩いているとシャロッテにぶつかってしまった
「悪亜様!!申し訳ありません…お怪我はありませんか?」
私の不注意のせいなのにしシャロッテは自分のことより私のことを心配してくれる
「あ…うん大丈夫…」
私は申し訳なさで小さくなってしまった…
シャロッテ達は数日一緒に過ごしてみたけど本当に私のことを思って心配してくれるとわかった
メイドさんがいうように過去の臣下なんだろうけど私は初めましての状態…
「過去に…何かあったのかな?」
知らず知らずのうちの声に出していたみたいで
「悪亜様?大丈夫でしょうか?」
そばにシャロッテがいるのを忘れていた
「うん…大丈夫ぶつかってごめんねー」
そう言ってそそくさとその場を離れた
少し屋敷内を歩き
「うーん…過去に何か私にあったのかなぁ…どうして臣下の名前すら覚えていないのだろう…」
考えれば考えるほど大きくなっていく
どうして…デスタとメイドは分かるのだろうか…
「よし…デスタに聞いて…今いないんだった…」
メイドさんに追い出されてどっか行ってるんだった
多分デスタもあの三人のことは知ってるだろうし…聞けるけど
今いない…
「メイドさんに聞こうか…そしたら…何かわかるかも」
その時悪亜は気づいていなかった壊れている時計の針が少し動いていることを
そんなことつゆ知らず悪亜はメイドに会うためにリビングへ向かったのだった
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