第三十四話 新たな臣下とヒメ事と


悪亜side


メイドさんとのお話で私の臣下が屋敷に向かっているとのこと…


私は彼らが誰かはわからないけど臣下という…


なんで私はわからないんだろう


そんな事を悩んでいるとリビングから大きな音がした


「ひゃっ!?何…?」


驚いて変な声が出ちゃった…


「おそらくきましたね…悪亜様ご一緒に行きましょう」


メイドさんに言われ誘導されるようにリビングへ向かった




リビングでは知らない三人衆と朱さんが武器を構えているという物騒な現場だった…


「あれ?朱さんとあと…えーと?お客さん?何やってるの?」


私は思わず聞いてしまった。多分誰もがこうなるだろうと私は思っている


「悪亜様…先ほども説明しましたが…彼らは臣下です。先ほどわかったとおっしゃいましたよね?」


メイドさん…わかったとは言っていない…なんならまだ整理がついてないよ?


「えー…と…?」


私がどうしようか迷っていると


「悪亜様!!」


「悪亜様!!」


「悪亜様!!」


謎の三人が私の名前を呼んだ。なんなら跪いている


「え…っと…ごめんね…私どうやら記憶がない?というか…なんというか…」


今ならわかる朱さんがモゴモゴする気持ちが!!


どうすればいいの!?メイドさんに助けてーの目線を送ってみたが


「〜〜♩」


あ…これ助けてくれないやつだ…どうしよう…


「なるほど…わかりました再度自己紹介させていただきます。シャロッテです」


「ドレッドです」


「ストラスだ!!再度よろしくだ」


「う…うんよろしく…?」


・・・個性豊かだなぁ…私ほんとに彼らの主人なのかなぁ…


まぁともかく新しい臣下?もとい仲間が増えて賑やかになっていきそうだなぁと

この時はまだ思っていた…

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