第三十三話 朱vs謎の三人衆!?

朱side



「こ…これで…最後だな。」


最後の一冊を読み終え横になった


づ…づがれだ…


もう…ここ数週間は記録や書籍を見たくないものだ…


一息ついてこよう…リビングに確か…お饅頭を置いとこーってデスタが言ってたよな…


「ルキア…ちょっと私リビングでくつろいでくるわ」


私は寝っ転がっているルキアに声をかけ書庫を後にした


・・・広いなオイ…ちょっと出るのに手こずってしまった。


「いや…広い…出るのに苦戦した」


やっとほんとに書庫から出て、リビングに向かい饅頭と紅茶を出して一息つい


「ふぅ…休める


そんなことを呟いてもこの家系の性かはたまた地獄だからか…どちらにせよ平穏はないらしい


「久しぶりに悪亜様に会えるなぁ…ここであってるはずだがー」ガチャッ


そう屋敷の扉が開き見知らぬ三人組が入ってきたのだ


私も驚いたがあちらさんも驚いた様子で


「人間!?なぜここに!?」

と驚くものや


「乗っ取られた!?再来か!?」

と考えたもの


「とりあえずこいつ斬ろう…そっからだ」

と武器をかまえるものなどなど…


・・・悪亜の臣下だよね?様ってつけてるし。物騒すぎやしない?


まぁ勘違いされてるし言っておこう


「ここは悪亜の屋敷であってる。それと人間って言うな。私は朱という名がある」


事情を説明した


「朱…ふむ…なるほど…しかしなぜここにいる?」


いや通じるんかい!!


初見の人可哀想だよ…悪亜の臣下…まじで怖い…


「同盟を結んでいるからだ…聖魔の記録でな」


そう言ったが…三人は驚き…そして…三人ともが武器を構える事態になった


・・・デスタもそうだったが…聖魔はここではタブーなのか?


しかし武器を構えられちゃ仕方ない


私も呪いをする準備をし、剣を構えた


お互い睨み合う形になったが戦いの火蓋が落とされることはなかった


「あれ?朱さんとあと…えーと?お客さん?何やってるの?」


「悪亜様…先ほども説明しましたが…彼らは臣下です。先ほどわかったとおっしゃいましたよね?」


そうここの主人である悪亜とメイドが来たからだ…


そして話し合いになるという…

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