第三十二話 不穏な光とあの方と冥界と…
デスタside
聞き馴染みのある声がした方へ目をやると
「フェルト…か」
そこには冥界には似合わない白く輝いてるやつがいた
キラキラと輝いてる剣を右手に持ち左手で何かを引きずっていた
「そうだよぉ…僕フェルト君だよぉ…久しいねぇ」
気が抜けるような声をしているが実力者だということはよく知っている
「何しに来た…?今冥界はご覧通り悲惨な状態なんだが?」
落ち着け…私…まだこいつがやったという確証はない…ほぼ確定だが…万一のミスはダメだ…こいつらには…
「いやいやー…そんなカッカッするなよぉ…ちょっと冥界をぶっ壊しただけだろう?それに…」
やっぱお前か!!今すぐにでもこいつを斬り捨てたい…
怒りに飲み込まれそうになる…冥界は…大事だからな…
「それに…?なんだ?フェルト?」
深呼吸して一旦落ち着いた
「いや?君と話がしたくてねぇ?別に拒否してもいいよー?そしたらこいつの首を吹っ飛ばすけどね?」
フェルトはそう言って引きずってた何かを私に放り投げた
それは…
仕事場の上司であり…冥王だった…
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同時刻 ???にて
「ムゥ…日に日に…増大しているな…」
そう呟き窓を見ているとスラングと雷魔が入ってきた
「ガナトロール様…シャガが地獄入りしました」
とスラング
「また…彼らも時期に屋敷に着く頃だとドキュールから伝言を預かっています」
と雷魔
「なるほど…わかった…下がって良いぞ」
そう言って二人を下がらせた
そして部屋にわしだけになった
「今の所は…地獄は大丈夫か…冥界にはおそらくデスタかメイドが向かっておるだろう」
これは…また大きな事件が起こりそうな予感がするな…
「ともかく…火種は消しておきたい」
そう呟き…椅子に腰をおろした…
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