第三十一話 どっか行ってるデスタ
デスタside
まぁメイドに追い出された訳だが…
「やり方ってもんがあるでしょ…」
対応の差に驚きとショックがあった。
いやー…まぁ同期だしなぁ…慣れてるけども
「あのタイミングで紙切れ渡すって…ある意味信用してるんだろうけど」
そう言ってメイドが追い出す時にこっそり渡した紙切れを広げた
「あの方達も動き出してるか…まぁ一大事だしな」
そう…私の仕事場の冥界が突如攻撃をうけたからだ…
「にわかには信じられないが…確認のためだ」
そう呟いて冥界の入り口に向かって歩き出した
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冥界の入り口
入り口に来てみれば…そこにいる門番は剣で斬られたかのような傷を負い動かなくなっていた
「なるほど…あの方が行っていた通り門番は倒されていると…」
もう動かない門番にせめてもの慈悲で顔を隠してあげた
それから入り口を抜けて中へ進むと…そこはもう冥界として機能しないほど無惨な状態だった
目を背けたくなるほどだった。
「思っていた以上だな…」
一度の襲撃で冥界がここまでなるか…?
冥界は善悪の罪人を裁き地獄の閻魔に引き渡すためある程度実力者は多いはずなんだが
「人間ではない…この剣筋そして傷跡からするに…」
近くにいた冥界の住人を観察しながら私は考えを巡らせていた
剣だとすると…候補が多い…そして人間は確実にない…人間はここにいるだけでやっとだからだ
「そして…白い羽…これは確定でいいな」
私はこの状況を作り出した犯人を大体絞った
「せいか〜い。さすがだねぇ…少しの状況でここまで理解するかぁ…」
背後から聞き馴染みのある声がして振り返ったのだった
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