第二十八話 メイドさんとお話



悪亜side


デスタには声をかけられるまで気づかず、メイドさんはいつのまにかデスタの横にいるし…


メイドさんとデスタってこんなに気配なかったけ!?


「悪亜様…只今戻りました。お茶菓子はありませんでした。」


メイドさんは開口一番にそう言った


「あ…あぁ…そうなの?わかった。それとメイドさん。私達朱さん達と同盟結んだんだけど…いい?」


私は返事をしつつ朱さん達と同盟を結んだことをメイドさんに伝えた


「かしこまりました。・・・悪亜様…少し悪亜様と私だけでお話をしたいことがあるのですが…よろしいでしょうか?」


メイドさんは同盟について納得してくれた。


二人でお話?なんだろう…少し楽しみだね


「いいよーお話しよう!!」


私はノリノリだった。


メイドさんやデスタは普段忙しくてなかなか話す機会がないからね


「ありがとうございます。では…お話しましょう。デスタはどっか行ってて」


メイドさんはそう言うとデスタを廊下に出そうと腕を掴んでいた


「ちょっ!?」


デスタは驚いていた


メイドさんから逃れようとして動いていたけれど…


どうやらだめだったらしい


「対応の差がひどいね…」


デスタがポツリと言っていた


「まぁ…当然。」


わぁ…はっきり言ったよメイドさん


そんなこんなでデスタはメイドさんに押し出される形で部屋から出ていった


ちょっと可哀想と思いつつメイドさんとお話をするために扉を閉めた

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