第二十五話 ルキアと悪亜の密談
悪亜side
ルキアさんに手招きされてリビングから廊下に出た
ルキアさんは廊下にある絵の前にいた
「ルキアさんいきなり手招きしてどうしたの?」
私はルキアさんに聞いた
「いや…あの…死神…に…ついて…だけど…」
死神…?デスタかな?ルキアさんは記録よりも死神に興味を持ったようだ
確かに人間からすれば、死神って気になるよねぇ…
「うん…死神がどうしたの?」
私はルキアささんが気になっている死神について聞こうと質問してみた
「…なんか…死神を…見て…ると………」
ふむふむ…死神を見て…?
「私は…ーーーーーーーーーーーー」
ルキアさんが言ったことに私は驚きを隠せなかった…
その後しばらく動けないでいた
しばらくして朱さんに呼ばれてリビングにワタシ達は入った
朱side
……ッハ…
寝てしまっていたのか…
眠い目を擦りながら周りを見てみると
リリスは記録の本でバランスゲームをしていた…
うん…リリスらしいな…
デスタは黙々と記録を読んでいた
そして気づいたのだがルキアと悪亜がいなかった
「なぁデスタ。悪亜とルキアを知らないか?」
私は聞いてみたのだが
「・・・廊下」
一瞬私をみて答えた。そしてすぐに記録に目を落とした
この死神…表情をひとつ変えない…
普段もこうなのか?少し気になってきた
「なぁ…なぜそんなに真顔なんだ。警戒してるとかなのか?」
私は疑問に思ったことを聞いた
「・・・警戒は…まぁしてる。私はすぐには信用しないから。後仕事だからこんな感じ」
仕事だからって…ここまでなるか…?
「というか…記録ってこんなバラバラなことがあるか?結構ないぞ」
私は話を変えた
一部とデスタから聞いていたが…一部にしても量が多い。
それに肝心な部分や経緯の部分がほとんどない…結末がサラッと書かれているくらいだ。
「・・・まぁ…ほんの一部だし」
ほんの一部でこの量なのか…一体どんな内容が書かれてあるのか…
私が今まで探してもこれほどには情報は集まらなかった。
ここと協力関係を築けば知りたいものがわかる気がする。
「なぁ…悪亜とルキア呼んできていいか?少し悪亜と話がしたい」
悪亜と協力関係を築くためにも話し合えれば…
「いいんじゃないですか?私はここにいますし…いざとなれば斬りますし」
うん…いい臣下を持っている…悪亜って
そして私はリビングから出た
何故か動いていない悪亜に声をかけ、再びリビングに戻り話し合いをするための準備をした
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます