第二十三話 苦労が絶えないであろうあの方
デスタが去った後のお話
「よもや…そのような話になるとは…」
と翼の生えた魔物が
「仕方ないでしょ。でもまずい状況なのは間違いない」
と魔女
「門番がやられている…そして記録を求める人間…」
と蛇
「よくわかんねーがともかくまずいってこったろ?」
と鬼
「品のない口調はよくありませんねぇ…オーガ《鬼》」
とドラキュラ
「てか後一人どこ行ってるの。死神並みに自由奔放じゃない?」
「まぁ落ち着け魔女…俺はもう帰ってきてるし小娘とぶつかったせいで少し遅れただけだ。寄り道はしたがな」
と狼が言った
「まぁお主ら落ち着くのだ。デスタは監視兼役割を果たしておる。」
とあの方は言った
「あぁ…我が君…申し訳ありません…」
と五人が頭を下げた。ドラキュラ以外は
「まぁ良い頭をあげよ。してドラキュラ…監視の方はどうだ?」
あの方はドラキュラに聞いた
「えぇ…コウモリを使って日々監視中でございますよぉ…。それと彼の電話をくすねましてねぇ」
ドラキュラは嫌な笑みを浮かべた。
「まぁ…冥界と地獄の門番がやられた現場は観測できてませんねぇ…魔界の門も危ないかもですねぇ」
そこでドラキュラは話し終えた
「ふむ…そうか…わかった…魔女よ…お主は地獄へ行ってくれるか?それと念のためあの記録は禁書エリアに保管しといておくれ」
魔女は頷き転移して行った
「他はそうだな…ドラキュラは監視。蛇・雷魔はわしの護衛。狼・鬼は自由行動と門の護衛を頼む」
そしてあの方はこう続けた
「そして…わしも少し行動する。魔界のためにもな…」
そうしておのおの割り振られた仕事に移って行った。
備えあれば憂いなしだといいのだが…まぁこれはまたの機会に…
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