第二十二話 屋敷にて




悪亜side



「またデスタがどっか行ったし…」


そんなことを言いつつリビングに入るとソファに座っていた

「ん?いやリビングにいるだけですよ」


いる!?そして独り言を聞かれていたらしい


「・・・先に入ってるなら言ってよ。とりあえず朱さんと話すから…聖魔の記録とりあえず探してきてもらってもいい?」


私はデスタにそう言った。


「わかりました。書庫に行ってきます」

そう言ってデスタは書庫に向かって行った


そして私は朱さんと向き合った


「それで…どうして聖魔の記録が必要なの?」


私は朱さんに聞いた


「実は…我が家系に聖魔の記録の一部があるんだ…ただ…その記録では不明な点が多くてな…それで真実を知りたいと言うことだ。なぜ起きたのか…がな…それと…すまん」


朱さんは急に頭を下げた


「ど…どうしたんですか!?」


私は驚いてしまった。急に謝るなんて…何か失礼なことをしてしまったのかな…


「魔物は危険という記録があってな…それで…ルキアとリリスをそちらに向かわせたのだ…」


なるほど…?つまりお知り合いだったと…


「大丈夫ですよ。魔物が危険なのはもう昔のことらしいので…あんまり詳しくはないんんですけど…」


私は苦笑いをした


「ともかく…記録が来るまでゆっくりしていてください」


私達は記録が来るのを待った


少し待っていると


「悪亜様。朱さん聖魔の記録です。」


そう言ってデスタが多くの記録を持ってきた。リリスさんやルキアさんメイ

ドさんも運んできた


「いや多い!?え…デスタこれ全部聖魔の記録…?」


私は驚いて聞いてしまった


「んー…まだですけどね…他の記録は…ちょっと書庫にはなかったですね」


そんなことを言ってる間にも記録はどんテーブルの上に置かれて行った…


「あぁ…うん…ルキア・リリス…頑張ろう…悪亜方も…よろしく頼む」


朱さんはそう言って…一冊づつ記録に手を伸ばした

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