第十八話 二人とメイドと書庫
ルキアside
悪亜の屋敷のメイドと共に書庫に向かってみれば水晶と同じ光景が見えた
「こちらが書庫です。一応デスタの部屋ですので…乱暴には扱わないように…」
そう言ってメイドは書庫の扉の前にたった
「あれ…?メイドさんは…何故扉の前に…?」
私は疑問をぶつけた。大体は予想はつくが
「そりゃ…仕事ですから」
そう言いつつ警戒を緩めていないのは一目でわかる。
そんなやりとりをしている最中リリスは飛び跳ねていた…
え…?飛び跳ねてる…!?
「わぁー!!すごい。広い!!種類がいっぱい」
まるで子供のようにはしゃいでいた。
悪魔って…よくわからない…リリスらしいといえば片付くだろうけど
「リリス…あんまり…はしゃがない…探す…」
私はそう言って歴史の本が置いてある本棚に行った
「色々…ある…・・・多い…」
試しに一冊の本を取ってみるが
「仰天!!なんかすごいやつ」
なんかすごいってなんだ…
「他には…【地獄湯の歴史】これじゃない…【これで丸暗記冥界の出来事】いや…冊数が多い…」
探せど探せど見つからない…リリスの方を見てみると
「あははーwwwこの展開は予想できないってwあー…無理腹捩れる」
漫画を読んでいた…
「・・・うん…私が…探そっと…」
そうして千冊以上見ただろうか…やっとそれらしき本が見つかった。
多すぎて嫌悪感も湧いた。
「やっと…それらしき…本…あった【魔界の歴史】と【戦火の記録】」
恐らくこれらだろう…早く朱に見せたいが…
「持ち出しは…できなさそう…」
色々考えている時に外で大きな音がした…
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