第十五話 悪亜とルキアとリリスと
悪亜side
この二人と談笑しながら屋敷に戻るとメイドさんが出迎えてくれた
「おかえりなさいませ悪亜様。おかえりくださいませお二人様」
メイドさんはいつも通りに挨拶してくれた…?2回繰り返されたような…
「うん…ただいま?」
一瞬戸惑っているとルキアに小声で話しかけられた
「今…帰れって…言われた…」
あー…そうゆうことね…
「メイドさん。この二人は客人さんで書庫に行きたいみたいなの連れて行ってくれる?悪魔がリリスで人間がルキアって名前だって」
私はメイドさんと話して、一緒にいるのは何故か、どうゆう経緯かを説明した。
「なるほど…そうゆうことですか。それと書庫にですか。かしこまりました。ご案内しますのでついてきてください。」
リリスとルキアがメイドさんと共に書庫へと向かっていった。
私はその後ろ姿を見送ると、自室へと向かおうとした所で電話がかかってきた。
「誰からだろう…?デスタ…は基本電話しないから…違うのかな?」
しかし万が一という可能性もあったため電話に出てみた。
「〜〜〜〜〜〜」
電話からは知らない声がした。
イタズラかなと思い電話を切ろうとした瞬間
「・・・渡せるわけない。聖魔の記録なんて…人間が知っていい記録じゃないんだ」
デスタの声もしたのであった。
「誰かと揉めている?聖魔?7000前の?」
会話の内容が気になったのもあるがデスタが電話をかけるなんてほとんどしない。
恐らくデスタだけでは解決できない事態が起きたのだろう
「行かなきゃ…」
私はそう呟いてメイドさんに何も言わずに飛び出して行った。
私を横目にねこさんは大きなあくびをしていた。
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