第十話 最後になりかねない平和な日常
デスタが屋敷から出て少し経った頃
私は飼っている猫を撫でていた
「あぁ…猫かわいい」ナデナデ
「にゃーゴロゴロ」
猫さんは撫でられて嬉しそうでさらに撫でているとメイドさんから話しかけられた
「悪亜様ってデスタの事どう思います?デスタってほらよくフラッと屋敷からいなくなるじゃないですか…」
メイドさんは少し疑問に思っているであろう事をぶつけた
「デスタ?んー…小さい頃から一緒だけど気づいたら帰ってきてるし…特にかな。慣れちゃった」
私は思ったことを答えた
「なんか…うん…自由人ですね。デスタらしいけども」
メイドさんは苦笑いしていた
ふと思い出したことがあった
「そういえば…書庫で本を読んでいた時第二次って書いてあったんだよね.」
第二次…ってことはそれよりも前にあったってことなのかな…?
考えても行き詰まってしまった。
「書庫に何かヒントとかないかなぁ」
私は考えた事を呟いた
「・・・まぁあるんじゃないですか?たださっき書庫にいた時は見つかりませんでしたけど」
メイドさんは考えるように言った
「んー…まぁ考とこう」
そんなことを考えながら椅子から立ち上がった
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