第八話 接触


デスタside

「さてと…少し調べるかね…見られていた正体をね…っとその前に…」


私はそう言いながら地獄のある店に来ていた


「そう…!!ここの地獄蒸し饅頭。美味しいんだよなぁ…ここで食べる分と…後でお土産で買いに戻るか」


私はそう言いながら饅頭を口に放り込もうとした。


仕事をする前は大体この店に寄っているからだ


「ん?悪魔がいる…?ついに…ここも地獄全土に広まってきたのか」


そんなことを考えてつつ饅頭を食べた。


「んー…美味しいー」モグモグ


饅頭を食べているとその悪魔が近づいてきた


「少し時間よろしい?」


と話しかけてきた。






リリスside


「どうしようかな…聞き込みといっても…どこに行けば…」


そんなことを考えながら、歩いているとある店に辿り着いた


そこは広い内装で、多くは鬼そしてポツンと死神がいた。


しかし…鬼達はとくに気にしないでいた。


そして賑わっていた


「なんなの…?ここの店は…」


店の中に入りキョロキョロしていると、近くにいた店主らしき鬼に話しかけられ


「おぉ…?そこのねーちゃん。なんか探しモンか?焦って探すのは駄目ダァ…饅頭食いな」


随分と馴れ馴れしい口調だな…まぁ…気前良かったからいい…としよう


「えぇ…実は本に興味がありまして…本がたくさんある場所ってご存知?」


店主からもらった饅頭を食べながら私は聞いた


「本が多い場所かぁ…それなら…魔神王様の書庫・獄立図書館・冥府本屋…あーあと…ここじゃ有名なお嬢様の屋敷かぁ…」


そう言いながら店主は近くのテーブルに座ってる死神を指差した。


「あそこに座ってるのそのお嬢様の臣下だぁ…ここの常連さんダァ…」


地獄に死神がいるなんて珍しい店内に入った時から感じていた。


しかし、何か知ってるかも知れないと思い話しかけた


「少し時間よろしい?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る