第六話 忍び寄る影

少し時間を遡り、悪亜達が書庫に行った頃

ある人物達が動き始めていた。



「私は知りたいんだ…あの記録を…」


おっと自己紹介がまだだったな。私の名前は朱 慧月。道術士だ


ある記録を探している


「恐らくの場所はいくつか予想はあるが…確証がない」


そう言いながら考えていた時だった


「朱様ただいま戻りました」


悪魔が戻ってきた。この場所で知り合った悪魔だ


「リリス戻ったか…収穫はどうだ?」


私はリリスに聞いた


「すいません…」


なるほどなかったか…まぁ…いい


「朱さん…こことか…どうですか?」


少女が水晶玉を持ってきた


そこには初めてみる書庫が写っていた


「ルキア…その書庫どこかわかりそうか?」


私は聞いてみた。ここなら探している記録があるかもしれないと思ったからだ。


「すいません…おおまかな…場所しか…わからなくて…地獄としか…」


ポツリポツリと言った


地獄か…予想もしてなかったから驚いた。探すにあたり候補にも入れていなかっ


たからだ。


「そうか…いや…少しその書庫の様子を見てみようか」


私がそういうと二人は頷いた


私達三人は水晶玉に映る書庫の様子をジッと見ていた…

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