第五話 書庫

無事に屋敷に着いた悪亜達。早速書庫に向かおうとしたがメイドにあった


「悪亜様おかえりなさいませ。あ…デスタどこいたのー?」


メイドさんが迎えてくれた。そしてデスタを見た


「別に…冥界での仕事してただけだよ」


デスタはそうメイドさんに言った


「冥界での仕事もわかるけど…悪亜様の最初の臣下でしょー…ちゃんとしてよ」


メイドさんがデスタに注意してた。確かに昔からずっとデスタは私のそばにいた


「あはは…」


少しだけデスタは目を逸らしていたのを私は見逃してない。


「そうだ。メイドさんも一緒に書庫に行かない?仕事終わってからでいいから」


私はメイドさんに提案してみた


「構いませんよ。なら今から一緒にいきましょうか」


メイドとともに書庫へ向かった



書庫にて

「やっぱり広いねー書庫ーデスタって大体ここにいるよねー」


何度も来たことがあるけどやっぱり広さに驚いてしまう


「そうですね…ここには数々の歴史がありますから…そりゃ広くなりますよ」


そう言いながらデスタは書庫の奥の方に消えた


「歴史かぁ…7000年前の【あの出来事】もあるんだろうなぁ…」


私はそう言いながら歴史の本棚に近づいた。


「やっぱりあるんだ…」


ポツリと呟いた


「何がですか?悪亜様?」


声がして横を見るとメイドさんがいた。私は無意識で呟いていたみたい


「うん…あの7000年前に起きた記録を見てただけだよ」


私は持っていた本をメイドさんに渡した


「確かにありましたねそんなことも…あの後、復興に時間かかりましたよね」


「ねー…そういえばデスタいつまで奥の部屋にいるんだろう」


私達はデスタが入って行った奥の部屋に目を向けたのだった。





デスタside

奥の部屋にて


「気のせいならいいんだけど…見られているような…」


視線を感じた気がして…奥の部屋に入ったが…ここでは視線を感じない…


「見られてる…?だとしたらまずいな…この屋敷にはまぁまぁな結界が張ってあ

る…書庫ならなおさらだ…」


まだ予想だが…もしこれが本当なら大変だ…調べる必要があるな…


「はぁ…ここでの仕事…やりますか…」


そう単独行動するということ。基本は自分の主人に〇〇してきますというのが普通だが


「心配…させれないからな…【約束】したからな…【あの方】と」


呟きながらカマを持って奥の部屋から出た






悪亜side


二人で奥の部屋をみておるとデスタが出てきた


「あ…デスター…なんでカマ持ってるの?」


出てきたデスタはカマを持っていた


「少し…ね…?」


デスタは何かを濁すようにそう言った


「むぅ…デスタって長く私のそばにいるけど謎だらけ…」


あの頃は一緒にいたのにな…


「あはは…まぁ…それもまた一興じゃないですか」


デスタはまた言葉を濁した


「デスタ…また単独でどっかいくの?連絡はいれなさいよ」


メンドさんはそうデスタに告げた


「はいよ…連絡入れますね」


ガチャッ…キィー…バタンッ…


そう言いながらデスタは屋敷を出た

 

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