第二話 地獄と冥界

ソファで横になっていると不意に記憶がぽつりぽつりと蘇ってきた


記憶は曖昧だけどこんな話を聞いて事がある。


「いいか…悪亜よ…いつか地獄と冥界を合併して魔界を作る」


誰だったけ?この言葉を言っていたのは…


「皆が笑えるような世界を作るのだ…戦争がもう起きないようにな」


思い出せない…ただ聞いてるとなぜか安心するそんな感じ…

私が知っている声ではなかったはず…



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「お…くだ…亜…」


ん?誰?


「…きて…さい悪…様…!」


誰か…呼んでる?


「起きてください悪亜様!!」


「!?メイド…しゃん…?どうしたの?」


「どうしたもなにも…ソファで寝ていましたよ?」


いつのまにか寝ていたみたいだった


「メイドさん…私…デスタに会いに行ってくる」


私は急にそんなことを言った。理由はわからない。けどデスタなら色々なことを

知っていると思ったからだ



それに正直今そばにいるのが一人だけだと心細い…

デスタがいればある程度安心もできるし…


「わかりました。なら屋敷は任せてください…ただデスタがどこにいるかは…すいません恐らく冥界とまでしかわかりません。ちゃんとどこにいるか具体的に言えばいいのに…デスタってば…」


メイドさんが申し訳なさそうに言った


「大丈夫…探してみる」


私は自信満々に答えた


その後準備をした後に私は屋敷を出た





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