第98話   人間界へ戻る反撃

僕は幼いトダに石丸を起こすように僕は言った。

「起きろ人間。」幼いトダは、何かを察知したようで僕に「彼女は巫女か?」

「そうだ。お前が霧島家の雨乞い祭の盃を奪い、混乱させた火祭の愛宕の巫女だ。」

「そう私が石丸ミカよ。あなたが私達を操っていた悪いあの方?妖精?あれ、小さいトダ?」石丸は幼いトダに絡む。

キリが「ミカ、彼はあの方じゃない。でも私達を怖がらせていた妖精シュウをそそのかしていた悪い小さいトダよ。」

僕は「ちっと待っくれ。名前が僕と混乱しそうだ。彼の名前をニュウにする。いいか幼いトダ。」

「えっ?ニュウ、ダサい。いやだ。」「だめだお前はみんなを困らせた。新しい名前は僕が決めた受け入れろ。ニュウも被害者だろう。お前も仲間だ。」僕はニュウの頭をグリグリした。

「痛い。」しかしニュウはうれしげだった。

みんなは状況が、うまくつかめないようだった。

僕は出来事を改めて話した。

「あの方が誰だかわかった。ニュウも被害者だ。ニュウは妖精シュウを使い人間界のキリ、雨乞い祭の盃を盗み、火祭の石丸の、愛宕に神社を消滅させた。

ニュウの人間嫌いは時空の違うポメぺの町の消滅のせいだ。そのことはまた別の機会に話すことにする。その人間嫌いの心を使ったのがあの方だ。

弱い心の神様、妖精、そして人間、僕らをあの方が試している。

根源のあの方は50億年前に誕生したこの世界のはじまりの神様、七色髪のトダ。

彼は僕に第二章はじまりの神様トダを託した。が、すべて仕組まれた試された出来事だった。」

ミユが「何、それ。私達、みんな被害者じゃないの。」

レンとタクヤが肩を組んで「被害者友の会作ろうぜ。」

石丸が「何それ?そんな会、作ってる暇があるなら反撃よ。」

サラも「そうね。」

キリも「いくらこの世界を造ったはじまりの神様だって、試験だって許せない。生命体の心をもてあそんではいけない。」

賀茂君も「そうだな。人間界へ戻ろう。」

「そうだな。道案内はニュウだ。彼は七色髪のトダの息がかかっている。」

キリが「息がかかっているって、トダ、言葉の使い方、間違ってるよ。」

レンが「国語の試験赤点だぞ。」

みんな「そうね。」「そうだ。」ケラケラみんなが笑う。

弁天が「ニュウどう?これでも人間のこと嫌い?」

「そうだな。僕もあの町ポメぺの神様としてじゃなく、彼らと同じ高校生だったら違ったのかな。」

僕はニュウに「道案内を頼む。」

僕らは境界線の空を飛んだ。



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