第18話 バラした次神・ジキガミ
チャイムと同時に学食へ。
弁天が「トダー!」サラも大声で「トダー!」
レンが「子供を呼んでるみたいだぞ。」レンが不機嫌だ。
ミユとキリの姿が見えない。「ミユ達は?」
「大丈夫。でも家に帰ったみたい。キリと一緒に。」
「そう。」僕はおばあさんさんのお弁当をあける。
レンは焼きそばパンをかじりながら
「でも、本当、危なかったよな。あの車、本当バカやろうだよ。」
弁天が「そうね。」
タクヤが弁天に寄せて「そうだね。ねえ弁天ちゃん。」
弁天が肩をかわす。
頭の上から声「ほんと。危なかった。君達のお陰でミユは命拾い。」
タクヤが「そうそう。僕らのお陰だよね。僕らが、いてよかったじゃん。?」
サラが「キリ戻ったんだ。」
「ミユ、大丈夫?」
「明日は学校来るって。」
キリが僕と弁天を見る。
「あの時、車が止まった。絶対に変。君達、何かしたでしょう。」
キリの目がこわい。
レン、タクヤはポカーンとしている。
弁天が「仕方ないわね。もう少し時間が欲しかったけど。」
弁天は3人の鈴を鳴らした。
僕たち以外の時間が止まった。
レンとタクヤは2人で抱きついて、怖がっている。「何、何これ?」
キリが「弁天これは?」
「もう少し、様子をみようと思ってたけど、
まあ、いいか。次神のことバラすよ。」
「キリあなたはヤカラ?じゃないよね。」
「当たり前でしょ。」
「そうよね。キリは人間界の巫女ね。」
弁天は天上界の姿に変身。
キリ「やっぱりね。弁天にトダ。トダに関しては最初から“気”が違ったしね。」
僕はキリに「僕は正直、記憶喪失中。だからこの鈴の助けがないとただの高校生だ。」
サラが「弁天、どうしてバラしたの?」
「まあ、計画通り。」
「どういうこと?」
「ヤカラが人間界でどうやら悪さをしているらしくって、天上界からヒイラギさんに退治するように伝達があったの。それで次神の試験にちょうどいいって任せられたの。機を見て二人に話すつもりだったけどね。」
「そうなんだ。」
「ちょっと待った。」レンが手をあげる。
「君達、さっきから何を話しているのかな?神様?僕やタクヤはただの人間だぞ。」
弁天が「まあ、君たちは想定外だけど。手伝って欲しいんだ。ヤカラの鬼退治。」
タクヤが弁天に抱き着き、「いいよ。手伝う。」速攻で頬を殴られるが
笑いながら「いいよ。レン、仲間になろうぜ。」
レンも「だな。面白そうだ。仲間になるぜ。」
「最初のヤカラはトダのクラスの清水だ。」弁天の目が光る。
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