第6話 ダンジョン後のお風呂には要注意?鎮まれ俺のエクスカリバー!!

ダンジョンからクルブの家に帰ってきた。



「ナイラはもう、大丈夫なのか?」



クルブが心配そうに、ナイラに聞いた。


「はい。ミルナ様のおかげで傷の方は完治いたしました。」


「それなら良かったよ」


さすが姉様だな。治癒魔法に関しては姉様はこの国の中でもトップを争うほどすごい術師であるからな!


クルブは少し誇らしげに言った。


僕はダンジョンで汗や土がたくさん付いてるからそろそろお風呂に入りたけど姉様やアレナ、ナイラはお風呂入らないのかな?聞いてみよう。



「僕はそろそろお風呂に入りますが、姉様達はどうしますか?」



「そうねぇ〜、私たちはまだ、いいかしら〜クルブは先に入ってていいわよ〜」


「そうね、私はピアノの練習をしたいからわざわざダンジョン帰りに来たから、先に入ってて」


「私はミルナ様とアレナ様と一緒にお風呂に入りますので先に入ってくださいクルブ様」


クルブの質問に答えた後三人は顔を見あらせて笑っている。



「わかりました。では、先にお風呂に入らせていただきます。」



クルブが去ったあと



三人は何かを相談していた。他の人から見れば、何かを足らんでいるように見えた。



「本当にそれをやるの?私恥ずかしんだけど、、、」



「大丈夫よアレナちゃん。クルブの喜ぶ顔が絶対に見れるんだから頑張りましょう?姉ちゃんはすごく楽しみよ〜」


「私もクルブ様が喜んでいただくのなら賛成です。」





「もう、わかったわよ。私も参加するわ。私だけいないってなんか嫌だから、、、、」




ミルナとナイラに最終的に丸められたアレナであったが内心では、クルブの喜ぶ顔が見れることに少しソワソワしていた。


ーーお風呂ーー


「あー、本当にうちの風呂は大きよな、、、」


クルブはここに15年住んでいるのに未だこのお風呂が大きくて落ち着かないのである。


それもそのはずである。このクルブの家はとても大きくそれはお風呂も例外じゃなかった。


クルブの家のお風呂はとても大きく大浴場は一つとクルブの母が美容のためにと炭酸風呂や、ジャグジーのようなお風呂まで合わせて6つのお風呂がある。


「本当に今日は大変だったなー、でもなんとか無事にみんなんで帰れて良かった。」


今日のことを思い返しているクルブだったが、急にお風呂の入り口の扉が開く音がした。




クルブが振り返るとそこには、、、




「クルブ〜!姉ちゃん達も仲間に入れて〜!」




とタオル一枚で包まれたミルナ、アレナ、ナイラがいた。



「ね、姉様達!?!?ど、どうしてきたのですか!?」



「姉ちゃん達ね〜、クルブと一緒にお風呂入りたいから来たのよ〜」



すごく嬉しいけど!でもお風呂は本当に困るって!!だって僕今!!疲れているから本当にやばいって!!



なぜクルブがここまで困っているか理由は簡単だそれは俗にいう




“疲れマラ”が今発生しているからだ。




クルブは確かに今日にダンジョンで疲れてはいるしかし、クルブはまだ若いということはクルブは何がとは言わないが、、、、



あるものが、旺盛である。



そんなところに女性である三人がタオル一つで来るなど、いつ襲われてもおかしくないのだ。




「な、何よ、じっと見つめて、、、そんなに嬉しいの?」


「クルブ様はきっと私たちのナイスボディーに見惚れていらっしゃるんですよ。そうですよね?クルブ様」




「え、ええと、、はい、、、そうです。」




恥ずかしそうに顔真っ赤にしてクラブが答えた。



どうしよもしこのまま一緒に入ったら本当に出ちゃうよ!!何がとは言わないけど出ちゃうよ!!誰か助けてくれーーー!!



クルブの心の声など聞かずにミルナ、アレナ、ナイラは温泉に入りクルブの隣と前に座った。



「いつ見てもここはすごく大きいよね〜姉ちゃん落ち着かないよ〜」



と言って、ミルナはクルブにくっついた。




ね、姉様のお、おっぱいが、、、、僕の腕に当たって、、、、、





「私もクルブ様の隣がいいです。」


「ちょ、ちょっと!私だって、クルブの隣がよかったのに、、、」



クルブの隣にミルナとナイラが胸を当てている。それを見て悔しそうにしているアレナがクルブの太ももに座ろうとした時、


ま、まずいアレナが僕の太ももに座ったら絶対に僕が何がとは言わないけど

立っていることがだれてしまう!!どうすればこの状況を変えられつことができるの?



くっそ、、、姉様とナイラにくっつかれて上手く動けない、、、




「待ってくれ!!アレナ!!




僕今、トイレ行ってくる!そうじゃないと漏れちゃうんだ、、、」





クルブはかなり見苦しい言い訳をして、大きな水飛沫をたて、走って、逃げいていった。




水飛沫によってミルナ、アレナ、ナイラは目の前が見えなくなった。




よっし!なんとか逃げることができた!!!トイレに行くのも漏れるというのも事実ではあるから嘘は、ついてない!




ーー男子トイレーー



なんとか無事に逃げ切れてよかった、、、



クルブが安心していると、、




「クルブ〜?トイレ終わった〜?姉ちゃんクルブとお風呂の続きしたいの〜。終わるまでアレナとナイラとまってるからね〜」



クルブに逃げ道などなかった。




どうしてだーーーー!!









こうしてクルブにとっての大事件が幕を閉じた。





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