第2話 僕はツンデレ幼馴染を惚れさせたい!前編
パチーン!!
誰かが俺の頬を思いっきり叩いた。
「ちょっと起きなさいよ!!!私がきた時に寝てるなんて許さないわよ!!」
俺が目覚めるとそこには幼馴染がいた。
「やっと起きたわね、やっぱりあんたは叩かないと起きないのね」
少しムスッとした顔でこちらを見てくる女子は、アレナ・ヌレストである。
公爵家の一人娘である。
そして、彼女もまた美しい。肩まで伸びているルビー色の髪の毛をハーフツインテールにしており、月の光が宿っているかのような黄色の瞳をしている。顔とスタイルは少し幼く見えるが僕と同い年である。キリッとした目でいつも僕に対してツンツンしている。
そして短いスカートを履いていてとも可愛らしい。普段姉様はロングワンピースを着ているがそれは姉様だから似合っている。でも姉様もミニスカ履いたら絶対にいい太ももが見れるんじゃ、、、、、
いや!これは決して僕が太ももが大好物でない絶対に!!
それはともかく僕は鑑定というスキルがあるからアレナのステータスも確認してみよ〜。これは別に彼女の少し幼いボディーのおっぱいのサイズが気になるのではないからな!決してない!!
「スキル 鑑定」
アレナに聞こえない声でクルブはスキルを発動した。
[アレナ・ヌレスト]
魔力 130
得意魔法
火
使用可能魔法
火・草
好感度 8
Aカップ
あ〜!Aカップだったのか、、、。まぁ確かにアレナは同い年の女の子に比べれば、幼いく見えるがまさかAだったなんて、、。少し期待して損だったかも、、、まぁ、
彼女がこれから成長することを祈っているよ。
コホン!切り替えて胸以外のところも見ていきますか!ふむふむ思った通りアレナもいいステータスを持っている。ん?あれ?アレナって思ったより僕に対しての好感度高くないか?いつもは僕にツンツンしているのに、、、これはあれか!?
アレナはツンデレと言うことか!?
まさかこれは、アレナは僕に対してツンツンしているが、本当は照れ隠しをしていたってことか!?
「ねぇ、クルブ急に起きたかと思えばずっと黙り込んでジロジロ見て、、寝過ぎて頭おなしくなったの?」
少し恥ずかしそうにもじもじしてとても可愛い、これがツンデレなんだ〜。
「ちょっと今度はニヤニヤして気持ち悪いわよ!!」
またアレナがクルブの頬を叩こうとした時
「こら!もうこれ以上は叩いちゃダメよ。お姉ちゃんが許しません」
姉であるミルナが注意した。
「さっきはクルブを起こすために許可したけど今度は許しません。」
さっきは起こすためいいよって許可したのか、、意外と姉様って怖いところがあるな、、
新しい姉の一面に気づいたクルブだがもう一つ気づかなければならないことがあるそれは
俺もしかして姉様に膝枕してもっらいる!?
そう、今クルブは姉から膝枕をしてもらっている
すごく気持ちよくて、全然気づかなかった。
「クルブどう?お姉ちゃんの膝枕は。気持ちい?」
「すごく気持ちいです姉様。」
「ごめんね、本当ならしっかりとした膝枕をしたかったけどアレナがビンタ、、じゃなくて起こすために思っていたのと違う膝枕だけど許してくれない?ね?」
今、姉様ビンタって言ってたよね?今訂正したけど違うよね?これ、本当に僕を起こすための愛のビンタって信じてるからね?まぁ、それはともかく今姉様が謝っているのはこの膝枕である。
普段みんなの思い描くような膝枕と僕が今してもらっている膝枕が少し違うからだ。普通の膝枕は姉様から見て、寝ている僕の体向きが左か右を向いているのが普通である。
だが今の僕の体の向きは姉様見て、縦になっている。
これは、姉様が僕とアレナが話しやすくするためにしていると信じているがな!決してビンタしやすくするためだなんて信じないからな!
「話は変わるけど、アレナはどうして今日僕のところに来たの。理由は?アレナが何も用無しで僕のところに来ることなんてないじゃん」
「そ、そうだけど、、そんなに私のようを早く済ませたいの?私だって、、、、クルブと、、少しでも長く居たいんだけど、、、。」
アレナは、恥ずかしさのあまり最後らへんの言葉が小さすぎて聞き取りずらかったがクルブはその声を聞き逃さなかった。
今もう少しでも居たいって言ったよね。僕の聞き間違いじゃないよね?これで好感度8って本当?
本当は好感度10以上じゃないの?これってスキルで何かバグったの?
でもアレナが好感度8なら、姉様ってこれ以上僕のこと好きってこと?それだったら、姉様と結婚しても問題ないよね?そうだよね!よっし、禁断の恋でも愛さえあれば問題ないよね☆
いや、このままアレナも俺に惚れさせて一夫多妻になろうかな?よっし!そうと決まればアレナを惚れさせよう!
ものすごい爆弾発言をしたが、そんなんことも気にせずクルブはアレナを惚れさせるために行動を起こそうと決めた。
「いや、先に用事を済ませれば、後でゆっくりできるだろ?」
「そ、そう言うことね、ならいいわ!今日はあなた!クルブに会いたいから来たのよ!!」
アレナは堂々とそして頬をあからめて言った。
「ん?あのもう一度行ってくれませんか?アレナ様。」
クルブは予想外の言葉に体を起こして、敬語になってもう一度言ってくれるように聞いた。
「だ、だから!!クルブに会いに来たってこと二度も言わないといけないなんてあんたの耳腐ってるの?」
「いやー、予想外な答えがでからびっくりして、、、」
「そうと決まればさっさとあんたの家の庭を一緒に回るわよ!!」
恥ずかしさのあまり一刻もこの場所から離れたいアレナに対してミルナが止めた。
「ちょっと待って。それ、お姉ちゃんもついてきてもいいかしら?私だってクルブと少しでも長く居たいんだから私もついてきたっていいわよね?」
弟のクルブが取られると思ったのかミルナが少し不満そうに言った。
このまま姉様がついてきたら、絶対にアレナ攻略作戦の成功率が下がるかもしれないから今回は部屋でお留守番にしてもらおう。
「姉様、本当は心配して言ってると思いますが、僕は大丈夫ですので安心してくだい」
「お姉ちゃんはその気持ちもあるけど、、」
「姉様には今度時間がありましたら二人で一緒に出かけましょう?」
「本当!?わかったわ〜二人でゆっくり楽しんでらっしゃい〜」
姉様が意外とちょろいことがわかった。
今日は色々な姉の一面が知れて、これから姉へ対する態度がわかってきたクルブであった。
「じゃあ行こっかアレナ」
「ええ、分かったわ。行きましょう」
行くぞ!!アレナ攻略作戦!!
ーー庭を歩いて数分間ーー
「クルブの家の庭ってすごく綺麗よね」
「本当か?俺は毎日見てるからあんまりかわらないかな」
クルブの家は公爵の地位であるが、クルブの家は王都より少し離れている。
それの最も大きい理由としては、父が花が好きだからである。だから、クルブの父は自然を全身で堪能できるように、王都より少し離れたところにした。
「私にはわかるわよ、すごく大切に手入れされてる。ほらそこの花を見てみなさい」
「アレナそこは濡れてる!!」
「え?」
アレナが近くに咲いている花に触れようと近づこうとした瞬間したが床が水で濡れていることも知らず転けしまった。
「ピンク!?」
転けた時に後ろに立っていたクルブは不可抗力と同じようにうっかりアレナのパンツを見てしまいその色をうっかりにも口に出してしまった。
ぴ、ピンク!?アレナの今日のパンツはピンク!?す、すごい、、、しかも意外と大人なパンツだ!
クルブが驚きを隠せない中転けたアレナが顔を真っ赤にして怒った様子でこちらに向かってきた
「この!!!バカクルブーー!!!」
その言葉と一緒にクルブの頬に強い衝撃がきた。
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