第115話・女子会・武田視点10


「さて、どこから話したものかのう」


赤い肌にストレートな長い黒髪のぬし様が、正座しながら語る。


正直、同性としてかなりうらやましいプロポーションだ。

その大きな胸をはち切れんばかりに揺らしつつ、静かに一息つき―――


「さ、最初はその……名前を付ける前に?」


「あ、う、うむ。

 その姿で一目れされたのだからな、アタイも是非ぜひにと望んだ。


 まー最初は痛いしキツかったし首絞めてやろうかとも思ったが」


なかなか生々しい話が飛び出す。

同性としてそこはまあ、同感出来る話ではあるけれど。


「その後、名付けをしてもらってのう。

 しばらくは茶を飲んだりしていたのだが、急に胸から大きくなってな。


 それでまた、この姿で事に及んだのだが……

 その時はアタイがますたーした技で満足してもらったのじゃ。


 体が大きくなったからか、するのも楽になってのう」


そこで加奈さんが片手を挙げ、


「てゆーか舞桜まおさん、兄貴はその体でいいって言ってたの?」


身内が絡んでいる事だからか、ズバッと切り込んでいく。

すると主様は目を横に反らし、


「ん、んん~、まあ、何ていうか。

 それがちょっとややこしい話になってだな」


「??」


「と言われますと?」


理奈さんと詩音さんが首を傾げ、


「いやその、琉絆空るきあ殿なのだが思ったよりも体力があってな。


 何度目か果てた後、アタイも精魂せいこん尽き果てたのか―――

 『元の姿』に戻ってしまったのじゃ」


え? それってつまり元の幼児体形に戻ってしまったって事?

と思っていると、彼女は赤い顔をさらに真っ赤にしながら、

体をくねくねとさせて、


「そこからがもう、何ていうか……♪

 激しい嵐にさらされているようであった。


 何度許してと言っても解放されず、まるで物のように扱われ―――

 まさかこのアタイがこうまで一方的にいいようにされるとは♪」


そこで他の女性陣は私も含め、舞桜さんと距離を詰めて、


「その話」by理奈さん


「ぜひとも」by詩音さん


「詳しく」by加奈さん


「お願いします……!」by私


こうしてその後小一時間に渡り―――私たちは情報を共有した。


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