第13話 イレギュラー
刀のメンテナンスと新しい刀と小刀の金額が全部で約80億円だった。
それはそうと、1週間が経ち武器達が帰ってくると共にダンジョンエラーの古竜のオークション結果が出た。
税抜き手数料支払い済みの手取りで2兆3586億4589万3540円だった。
思ったよりも凄く高くて驚いた。
◇◆◇◆
異能による新しく現れるダンジョンで新しい刀と小刀の為に小規模なダンジョンを探す。
1日後の午前10時頃に山中で条件に合ったダンジョンが現れるのが分かった。
幸いそんなに遠くなさそうだから自転車で行けるだろう。
ダンジョンの色は攻略出来るけれども警戒の濃いイエローだから多分、深層があるだろう。
階層は最大でも10層程度の筈だ。
明日の為に食料や携帯トイレ等を購入して収納指輪に収納しておく。
後はATMで十数万円下ろして財布に入れておけば良いだろう。
翌朝、早朝に自転車に乗って目的地に向かう俺がいた。
1時間程自転車で漕いで行くと目的地の山林に着いた。
自転車を収納指輪に収納し、ここからは徒歩で山林を上っていく。
徒歩で20分程歩いたら目的地に着いた。
幸い未だダンジョンは発生していない様だった。
ここで収納指輪から出納を出してお茶を飲む。
時間までにそうして時間を潰していると、ダンジョンが現れ始めたので暇つぶし道具を収納指輪に入れて刀等を出して装備した後で混沌期のダンジョンに入っていった。
◇◆◇◆
入るといつもの様に式神が現れて配信を始める。
ダンジョンの中は異質だった。
ダンジョンに入った途端、深層の圧力が襲ってきたのである。
敵を見る為に移動すると敵を発見した。
やはり、いつもは深層で見るモンスターだ。
そのモンスターを一刀のもとに斬り捨てて、配信を人界から神界に変更する。
神界の視聴者は3万人を超えた所だった。
「いきなりですみません。入ったら行き成り深層だったので人界の配信は終了して神界の配信に切り替えました。宜しくお願いします!」
そう言って、挨拶をして攻略に戻る。
”入り口から行き成り深層?”
”そんな事あるのか?”
”実際に目の前で起こってるから信じないわけにはいかないな”
”モンスターも深層の敵だったしな”
”人界の配信から見てるけど、入った直後って言うのはマジだしな”
”何が起こってるんだ?”
"どちらにしよまともなダンジョンじゃないな"
コメントを見て気を引き締めて攻略を開始する。
一層は深層の一層と変わりはなかった。
2層から深層5層に出る様なモンスターが出現し始めた。
どちらにしよ、今のところは一撃で撃破出来ているので問題はない。
宝箱も深層の深い場所で出る様な物が出て来た。
そうして攻略を進めて行くと、ハイゾンビが出現した。
通常ならハイゾンビが出る様なダンジョンには出ないモンスターが出ているのにも関わらずにだ。
膿が糸をひき腐ってるので汚いので近付かずに火魔法で燃やした。
ハイゾンビが灰になった中にモンスターがいつも落とす魔石があったが、大きさがいつもよりも随分と大きかった。
"こんなに大きい魔石が出るなんて普通じゃないぞ!"
"なんか、神気に邪気を感じる"
"おい、これって邪神か魔神や悪神の邪気じゃないのか!"
"て事はこのダンジョンは乗っ取られているって事か?"
"可能性はあるな"
"武神を派遣して担当神を救出しなきゃ"
"そう言ったって本当に邪神か魔神又は悪神が居るか確認されてないから動かないだろ!"
"通報だけでもしておいた方が良いんじゃ無いか?"
"そうだな"
"通報しておいたぞ!"
神様のコメントを見るとヤバいみたいだな。
まぁ、行けるところまで行ってみるか。
そうして攻略を進める俺だった。
◇◆◇◆
そうしてきた守護獣の間の扉前。
扉を押して守護獣の間に入ると、そこに守護獣はおらずに神様の間の扉が破られていた。
慌てて神様の間に入ると、石長比売が神気と邪気が入り交じった化け物に食べられそうになっていた。
慌てて化け物を攻撃すると、化け物は気が付いたのか石長比売を放り出してこちらに向かって声をかけてきた。
「ほう、食事の前に虫が来たか。せっかくのごちそうに虫がたかられては叶わんな! 死ね!」
そう言って衝撃波で攻撃を仕掛けてきた。
俺は衝撃波を避けて古竜の刀で魔力を纏わせて一瞬で近づき胸を切り裂いた。
「グッ! 貴様、虫のくせに俺に刃向かう所か傷を付けるとは良い度胸じゃ無いか。元神にして堕神になり今は至高の神喰いになった俺を傷付けた罪は永遠に消えぬと思い知れ!」
”堕神! ヤバイ! 逃げろ”
”しかも今は神喰いだって! 武神1個大隊でもいなきゃ勝てん!”
”何でこんな所に堕神した神食いが居るんだよ!”
”逃げろ! とても叶う相手じゃ無い!”
”通報はしたか”
”動画の録画と生配信のアドレスを添えて武神や戦神の溜まり場に送っておいたわ”
”それでも30分はかかるぞ! とても間に合わない!”
神食いがこちらに手を変形させた剣の様な手で横切りにして真っ二つにしようとする。
コメントを読んでる暇も無い!
魔力を纏わせたままの古竜の刀を打ち付けて切られるのを防ぐと同時に吹き飛ばされる。
狙い通りだ! 吹き飛ばされた先は石長比売の場所だ。
石長比売を収納指輪に入れて人質にされるのを防ぐ。
これでやっときちんと戦う態勢が取れた。
「貴様! 贄を何処にやった!」
「誰が言うか、ボケ!」
「貴様、俺の逆鱗に触れたな! 今まで手加減していたがやめだ! 貴様の魂を陵辱し尽くして魂さえ残らぬ程に滅してくれる!」
陵辱…………誠に最大の貞操の脅威が迫ろうとしていた。
―――――――――――――――――――――――――――――
ホモが出た!
出したの作者だけどホモになるとは思わなかったんだよ。
しかも強姦魔じゃ危険過ぎるよね!
……それにしてもストックが尽きそうです。ネタは尽きました。
ストックは後3話程ありますが、尽きたら投稿を不定期になりますが見放さないで下さい!
後、誰かネタ下さい!!
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