第11話 緊迫の攻防

 守護者が倒されて願い事への扉が開いた。


 俺は、願い事の間への扉を潜り、中に入っていく。


 すると、中には神様が居た。と言っても神様に詳しくないので、何の神様か名前も分からない。


「良くあのモンスターを倒せてきたね」


 ”結構余裕でしたぜ、こいつ”

 ”無傷だもんな”

 ”ギアを一段階上げるだけですんだ様だし”

 ”やっぱり化け物の類いだよ。あれは”

 ”神殺しも簡単にできそうだな”

 ”多分出来ると思う”


「一応、Sランクですので」


「Sランクと行っても討伐できるような物じゃ無かったんだけどね」


「そこは運が良かったのと戦闘センスが良いと言う事で」

 

「戦闘センスはともかく、とにかく力押しって感じだったけどね」


「ぐは!」


「それで願い事だけど如何する? 今回は最大級の迷宮の上に混沌期だったから殆どどんな願い事も叶えられるよ」


「早期リタイヤで綺麗な嫁貰って優雅な生活!」


「ハルマゲドンって良いと思わない? それで、願い事って何だっけ?」


「…………銀河間帝国の建国に必要な神様の守護や恩恵などは足りてますか?」


「足りてるねぇ。むしろ1光年先に資源の豊富な大規模隕石群を作っても余っているくらいだよ」


「神様、神様ってダンジョン攻略した人間の願い事を叶えてくれるんだよね?」


「時には神様ってダンジョン攻略した人間を使って願い事を叶えるんだよ」


「え?」


「え?」


「「………………」」


「人間が断固拒否したらどうなるんですか?」


「さぁ? その時と場合に寄るんじゃ無い? 所で天変地異って知ってる?」


「神様、日本じゃ神様って殺しちゃ行けないって決まり事が何故あるか知ってます?」


「「………………」」


「「あははははははは!」」


「仮に銀河間帝国作るにしても最初の国民は如何するのさ? それに衣食住も必要だし。

 上下水道や電気やガスも無いし。産業発達するまで先進国に食い荒らされるだけじゃ無いの? それに国として世界に認めて貰わないと輸入で衣食住も国民も入ってこないし。

 都市も一から作ってたんじゃ何年かかるか分かったもんじゃないよ。

 そんなのに付き合わされるのは嫌だな。

 それに国民が移民ばかりだと治安が悪くなるし、最悪反乱が起こって政権奪われるしね。そうじゃ無くても内戦だよ。それに俺は自堕落に生活したいの!」


「何の為の願い事成就ですか! そんな物は願い事の内に入ってますよ。法の下の宗教の自由さえあればね。

 最初からツヨツヨチート資源最大豊富最強国家で宇宙進出や世界征服なんかもちょいちょいです! 領土も北海道3個分に北方領土も3個分共に勿論付いてくる広さです。そこにこの世界の何処かにあるほぼ地球と同じ重力と時間や生態系に独自の生態系も足した惑星を異次元で結ばれている事になります。

 国民も入植時の審査で元の国に帰れずに一生新しい国から出られない事と情報漏洩やスパイ、犯罪をしない事やあなたに絶対服従の誓詞を神聖契約で縛ってしまえば反乱する物は地獄の苦しみを味わうし、それでも反乱する者は死にますよ。犯罪者達も同じです。

 国連や他の国に認められなくても内需だけで持つ様に最初からで来てますしね。

 普通の労働人口が欲しいなら、式神にやらせれば良いのです。各レベルの式神の作り方ぐらいただで教えてあげますよ!

 施設も最初から建ててる事に出来ます。

 なんなら、故郷の星が壊れて漂流中の交配出来る見た目もそれほど違わない宇宙の種族を連れてくる事だって出来ます。

 自堕落大いに結構! 願い事する時の条件に議会設置を選んであなたの権益は侵す事が出来ない様に元からしておけばある程度自堕落に生活出来ますよ!」


「うう! 逃げ道を塞いでくる! そ、そうだ、新しい国にダンジョンは如何どうするんだ? それに新しい惑星だと病原体が怖いんだが?」


「逃がしませんよ! ダンジョンは勿論作りますよ。 病原体は何の為の恩恵ですか! 対応済みに決まってます」


「な、ならそれまでの条件と後で追加するかも知れない条件群+突然国家が現れると世界が混乱するから3年後に国家が出来る事を神様が告知して混乱が起きない様にや各国との交渉などをしておいてくれ。

 3年後に国連などに加入できるか選べるようにだ。

 国の出来る場所に勝手に空路を通らせなくしてくれ。また、200海里の排他的経済水域に勝手に船が通らない様にしてくれ。

 それと国を作る場所は200海里の排他的経済水域が全てある場所で水産や海底資源が豊富な場所が良いな。

 その条件と先程神様が言っていた条件でとりあえず3年後に銀河間帝国……いや、銀河間皇国を作る様に今回、願い事をするよ」


「名称は何でも良いですが、これで我々神の夢が第一歩踏み出せます! 宇宙で有名になるという夢がね。 あ! 記念にあなたが購入希望している条件の土地や建物が早期で見つかって素早く手抜き工事で無く建設されて完成する様にサービスしましょう。安くでね。

 それと、式神を教えるのは大変なので脳に直接作り方を焼き付けますね」


「おい、待てっ……あばばばばばばばば!」


 俺は脳に直接式神の作り方を焼き付けられる痛みで泣きそうになった。


 

―――――――――――――――――――――――――――――

 脳に直接焼き付けるってもう改造人間の範疇ですよね?

 主人公は一体何処に行くんだろう?

 作者にも分かりません!


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