第16話

「やっぱり最後は君か」


メシアライザーが、目の前の画面に移る


「残念ながらな」


ふと笑みがこぼれた。目の前のくそったれに一発殴り込めるからか、そしてゴーンという音と共に、戦いが始まった。


「どうして、僕がこんな事をしようとしてるのか、それは」


勇者が計画の全貌を、話そうとしたその、瞬間、俺は、即座に攻撃体制に、入った


「身の上話は関係ねぇ!ハルバァァァドショットォォォ」


ブライの肩から大量のハルバードがメシアライザーに向かって飛んで行く、しかしメシアライザーは来る方が、わかっているかのように避けていく


「なんだと!?」

「君みたいな、バカの攻撃なんて、見て回避できるんだよ!」


最後の戦いだからかそれとも、話をきられたからか、勇者も苛立っていたが


「知ってるか?バカっていった方が、ばかなんだよぉぉ!!」


まぁ、こちらも同じようなもんで、何故か、テンションが、爆あがりしている。


「ブライハルバァァァァードォ」


肩のハルバードを普通に持ちメシアライザーに降りかかるも


「たかがその程度の、高度この剣で叩き切る!」


今まであんまり折れたことのない、ハルバードをたった一撃で、破壊された


「ぶっ壊れた!?じゃあもう一本って、あっ」


三番モニターを、見てみるとそこには、赤くno halberd leftとかかれていた


「英語はよくわからんが、ハルバードの在庫がなくなったか」


俺は、途方に暮れた。しかしまだ、勝機は、あった


「今日は、雲一つない、いい天気だからなこういう事ができる!ツインシャイニングナックル!」


ブライの両腕が、シャイニングナックルの状態となった。これなら


「お前の、顔面を、直接ぶん殴れる」

「ふーん少しは考えがついてるって訳か」


そして俺はメシアライザーに近づき拳を連打した


「全然当たらない!?一体どうして?」

「言ったろ?君の攻撃なんて、当たらないと」


勇者は、剣を使って弾いていた。がそれだけじゃない


「なんだ?さっきから全く手応えがない」


端的に言えば、避けられているのだろうが、剣で弾いているようにも、見える


「この剣はね、オリハルコンっていう金属でできてて、並みの攻撃なんて弾く、まぁそっちが聞きたいんじゃないだろうが」


メシアライザーは、おろか剣にも傷1つついていなかった


「このままじゃ、ジリ貧だ。どうする?」


しかし俺は、その時、重大な見落としをしていた。そう


「なんださっきから、この中暑くないか、いくら外側炎天下だからってまさか」

「そのまさかだよ」


ブライで、メシアライザーを思いっきり、殴ったしかし


「腕が思うように動かない」

「そうツインシャイニングナックルだっけ?その熱に腕が耐えられなかった、みたいだね?」


勇者の、言うとおり、シャイニングナックルの状態が、長い間続き更には、それが両方ついている状態は、負荷がかかりオーバーヒートしていたのだ。


「君の敗けだ」


「そんなわけ、分けぐっ!」


ブライの肩パーツが爆発を起こした。


「くそっ」


俺は、上にいる、勇者に向かって、シャイニングナックルのエネルギーを発したしかし


「痛みや熱を与える魔法は、効かなくてもこういうカメラのフラッシュみたいな、光の魔法は効くだろう?僕もそうだったからね」


いきなり、目の前が、光で真っ白になった


「くっまえがっ、」


決死のシャイニングナックルは外れ、次に見たのは剣に力をためているメシアライザーだった


「これで終わりだよ、デットオアアライブ」


剣をから放たれた。紫色のビームはブライを貫き、そして安全装置がなった


「そんな鋼が負けた」

「くそっまだ鋼には無理だったんか?」


ミスカとゴルスラの、ショックの声が聞こえた。そう俺は負けたのか


「待てよ」


奇跡的に、コックピットの全面が壊れていた、お陰で外が見えていた。そこには、素顔の勇者が、いた


「よかったじゃないか、これで僕の願いが叶うとこ見れるんだから。」


コロッセオの、観客たちは、叫び声を上げ逃げるもの、勇者に石を投げつける者、などがいた。


「はぁ、本当に馬鹿ばっかだけど聖宝珠はいただくよ」


勇者が、話しているのは、チラシで見た。この大会の主催者その人だ


「いいだろう、どうせ聖宝珠は、3個揃わなければ使えないのだ」


しかし大会主催者の考えとは裏腹に、聖宝珠のロックをはずしたとたん聖宝珠が飛び出した


「何っこの反応まさか、貴様!魔王思想から、奪い返したのか!」


「その通り!すでに全部揃っている、さぁ!!我が願いは反転の化け物のさいらいだぁぁぁ!!」


そして勇者が願いを唱えた瞬間天は紫へとかわり世界が揺れた…


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