第15話「解く」
「あのバンド、首になっちゃいました」
ライブを見に来てくれた
「はぁ!? 浩也お前、ギター俺より上手いじゃん! なんで? もったいねえ!」
「俺のギターは地味でつまんないんだそうです」
「じゃあさ、うち来ない?」
言葉がするりと口から出てきた。
「いいですね、直斗センパイの他に、もう一人バッキングしっかり構えてくれるギターがいると、影三センパイが好き勝手……、いえ影三センパイの演奏が映えると思います」
斜向かいの席に座っていた
外の雨はまだ降り続いている。傘は持ってきていないが、止むまで四人で飲み明かせばいいだけだ。積もる話は山ほどあるのだから。
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