記憶というのは、本当に不思議なものですね。
自分のフィルターを通して見た『事実』が、『本当』のこととは言い切れないというのに。
京野さんは、勇気を持って立ち向かい、フィルターを通した『事実』ではなく『真実』にたどり着いたのですね。とても、凄いと思いました。
それによって、過去の『事実』も、書き換わる部分があることでしょう。
お互いに『話さなくてもわかる』と思い込むのは、良くある事ではありますが。
よく知っている人ほど、『話さないとわからない』誤解が多いものですね。
特に、大切な人とは、言葉でキチンと伝えたいと思います。
作者からの返信
元橋ヒロミ様
コメント本当に有り難うございます✨
この出来事は「記憶」と「フィルター」の強さと不思議さをしみじみ実感しました。
思い込みは時として平気で事実を塗りつぶしてしまい、塗りつぶされた事に気付かなくさせてしまう……
1度は逃げた祖母の存在に向き合うのは怖さを伴う事でした……
でも、向き合って良かったです。
お陰で本当の姿を見ることができて、その姿は実は色鮮やかな姿だったんだ!って気付いたので✨
言葉って大事ですよね。
人って話さなくても分かることって、思ってるよりずっと少ないのかもですね……
編集済
どこか「春と雪」に感じていた救い、あるいは優しさの正体がわかった気がして、とても温かい気持ちになりました。(自分勝手な解釈なのでどうかお気になさらずに)
正の感情だけでなく、負の感情にもきちんと向き合い、言葉にされてきた京野様だからこそ、その作品世界が色鮮やかで、登場人物達の「命」を感じることができるのだろうなとしみじみ思いました。素敵なお話、ありがとうございました。
これからも作家「京野薫」が創り出す世界と紡ぎ出す物語を楽しみにしております。
作者からの返信
しぇもんご様
コメント本当に有り難うございます✨
私自身、このエピソードを書いて「春と雪」の対になってたのかも……と感じました。
あの作品の終わりはこのエピソードのような形になっていたのかも……と。
それがすごくしっくり来たので、それが最善な気がしています✨
そう思うと「春と雪」に、救いや優しさを見出したしぇもんご様の目に心底驚きを感じています(汗)
私自身、小説は自分の感じた物や自分の中から湧き上がったものを書きたい、と言う気持ちがあって、それによって今までも本当に救われてきました✨
なので、そのように言ってくださり、そしてこんな私の形を受け入れてくださり本当に嬉しいです……有り難うございます✨
これからも自分なりの形で作品を書いていけたら、と思うのでこんな私の作品で良ければまた読んでやって頂ければ嬉しいですm(_ _)m