婚約者であるチートな幼馴染が、毎日公衆の面前で愛の告白をしてきて色々と恥ずかしくて困っているのだけど――。

千木らくた

第1話 

 俺――、立木勇太たちぎ ゆうたは容姿が強面なおかげで、学校で悪目立ちをしてしまっている高校生だ。


 特徴的なのは優しそうな両親から産まれたとは思えないほど鋭い眼つきで、幼い頃は両親の子ではなく、遺伝子操作を受けた赤子か、拾い子か、はたまた入れ違え子だったのではないかと思うほどだ。


 その荒い風貌はクラスの連中を怯えさせ、陰ではヤクザやらヤンキーの部類に見られていて、俺に近づいてくる奴は稀である。


 まぁ……、別に近づいてきても襲ったりすることはないし?

 危ない薬を売る犯罪者でもないし?

 ドラム缶に詰めてコンクリートを流し込み、東京湾に投げ捨てるなんてことはしない男なのだが、最初に根付いた第一印象というものは中々覆せないものだ。


 全くをもって、寂しい青春まっしぐらの人生にクソくらえと言いたくなってしまいそうになるが、さらにもう一つ悩ましいことがある。


 それは――――。


 昔から毎日愛の告白をしてくる頭のネジが吹っ飛んでいる婚約者の幼馴染がいることだ。


                 ☆


 二年生になった四月中旬のとある朝の通学路。

 春の暖かい陽気にあくびが止まらず、うつらうつらとしながら駅へと向かう。

 昨日は夜遅くまで授業の復習をしていたからか非常に眠い。


 眠すぎてこのまま歩きながら寝てしまいそうになったが、倒れる寸前で片足を突き、かっ!と目を見開く。

 

 すると、目の前からやってきたOLさんが、

「ひぃ!」

 と怯えた顔をしたが、気にせず会釈して歩きだした。


 まぁ、女性に怯えられるなんて慣れっこさ。

 それよりも……だ。俺はあまりにもの眠気に耐えられなくて、自販機でブラックコーヒーを買った。コーヒーを飲みながら、窓ガラスに映る自分を見る。


 目の下には隈ができており、相変わらず女性が見たら怯えてしまう顔だ。

 隈をとって、二重瞼ふたえまぶたにしてプチ整形でもしたら人生変わるかと思ったが、そんなことよりも学生の本分(勉強)に目を向けた方がまだましだろう。


 ご存じの通り、容姿ですでにマイナス評価を食らっている身としては、勉強は頑張る必要がある。


 成績が悪いと『不良学生』の烙印を押され先生のウケが悪くなるし、生徒の間でも『やっぱり、立木は関わってはいけない人』なんて評価になる。


 そうなったら、学校生活がさらに息苦しいものになるし、周りにも迷惑をかける暗黒の高校生活になってしまうから、自分の評価を上げるためにもせめて勉強くらいは頑張っておかないといけないのだ。


 一年の総合成績は十番。

 先生の評価はこれで容姿と相殺のようなものだ。

 これでも毎朝、人知れず花壇の掃除とゴミ拾いをしているというのにね。

 本当に世の中は世知辛い。

 偏見で満ち溢れているよ。


 また一つ大きな欠伸をして、頭がぽやーとしたまま、駅前の商店街に差し掛かった。


 本日も何事もない平和な日常だと思ったが――。


 俺の気持ちは反対に、ガッシャーンと目が覚めるような大きな音が鳴った。


「誰か……誰か、あの人たちを捕まえてください‼」


 見れば、スクーターに乗った男二人組が鞄らしきものを二つ、だき抱えたまま走り出していた。地面にはスーツを着た女性が倒れている。

 目の前の宝石店の窓ガラスは割れ、ドアも壊されていた。

 女性の顔にも殴られた痕があり、ちょうど鍵が開く時を狙ったのか。

 犯人はまだ視界におさめられる。

 追える手段を探すために辺りを見渡した。

 おじさんがロードバイクを押しながらゆっくりとこちらに歩いてくるのが見えた。


「……行くしかないでしょ」


 目の前で困っている人がいたら助けなさいと死んだお祖母ちゃんから習ったからな。


「おじさん! ちょっとこれ借ります!」

「ふぁ⁉ ひぇ⁉」


 おじさんは俺の顔を見ると、口から入歯が出てしまいそうになったのを抑えた。


「強盗です。警察に連絡をよろしく頼んます」

「ひゃい!」


 俺はなぜかお爺さんに敬礼をされ、ロードバイクを提供された。すかさず、バイクにまたがり、前を見据える。スクーターとの距離はおよそ50mと行ったところか。 

 俺はギアをMAXにしてハイケイデンスで男たちを追いかけた。


                 ☆


 商店街を抜け、車が一台通れるほどの小道に入った。

 どういうわけか、スクーターの速度はそこまで速くなかった。

 距離がどんどんと近づいていくと男共の勝ち誇った高笑いが聞こえてくる。

 どうやら気でも緩んでいるらしい。

 これはチャンスだな。

 一瞬の隙をついて、俺は距離を詰めた。


「あにきぃ! 隣に自転車が来ていますよ! スピード上げてください!」

「なにぃ⁈」


 だが、気づいた時にはすでに遅し。

 俺はすかさず後ろに乗っていた男から宝石が入っているだろう鞄を引き抜いた。


「あぁっ‼」


 残念そうな子分の声と共に俺はスピードを落とす。

 このまま近くの交番にでも逃げ込むかと思ったが――。

 スクーターは急ブレーキをかけ反転すると、俺の方に向かってきた。


「まじかよ」


 殺る気満々じゃねーか。


「あにきぃ、人殺しはまずいっすよ!」

「良いんだよ! 捕まったら豚箱行きの俺たちにとって人を一人くらい殺しても変わらねーよ‼」


 スクーターが完全に人をひき殺せるスピードで俺に迫っていた。

 逃げようとしても、重くなっているギアが仇となって動けない。

 俺は自転車を捨てて逃げようとしたが――間に合わな………………、


「うむ。私の夫に仇なす者を始末するのは妻の役目だ」


 俺の背後から声が聞こえた。

 後ろからすっと少女が飛び出してきた。

 滑らかな黒髪が風になびく。

 色白でつややかな肌、制服の上からでも分かるスタイル抜群の体。

 さらに貴族のように優雅で気品があり、無意識に人を惹きつけて止まない雰囲気。

 

 少女は臆せずスクーターに向かっていく。

 その様は戦場で大群に一人で突っ込んで無双する姫騎士でも見ているかのようだった。

 少女が飛ぶ。

 そして、飛び蹴りが男達の首にさく裂した。


「あふがぁ‼」


 そんな悲痛な叫びを吐いて男たちはスクーターから地面に転がり落ちる。

 無人のスクーターはギリギリで俺の横を通り、電柱に激突しぺちゃんこになった。


 少女は俺のもとにやってくると、腕を組みズンと仁王立ちして言った。


「おはよう、勇太。朝、勇太の家に行ったらお母様にもう家を出たと言われたから後を急いで追ったらこの有様だったが、怪我はないか?」

「いや、……神夜かやこそ怪我はないか?」

「私は問題ない。なぜなら、勇太の元気な子を産むために日々トレーニングを重ねているからな!」


「……………お、おぅ」

「それよりだ。今度から先に行く時には連絡をしてほしい。家に勇太がいないと聞いて、少し寂しかったし、私の家の者を使って総動員で勇太を探したぞ!」

「あぁ、わるい。昨日は徹夜していて、寝ぼけて家を出たから忘れてた」


 すると、神夜は俺の頬を触り言う。


「馬鹿者! それを早く言わないか! 私の愛する勇太が身を粉にして頑張っていたというのに、それに気づかないとは妻失格ではないか! 昨日は勇太の家に泊まって夜食でも作るべきだった! 添い寝もセットだ! 朝も殿方が万全の体制で毎日を過ごせるように、健康的な朝食を作って……」

「いや、今の時代、そこまでしなくてもいいと思うけど……」

「ダメだ! 時代が許しても、私が私を許せないのだ!」


 神夜は可愛らしくむっと片頬を膨らませた。

 彼女の名前は神代 神夜。俺の幼馴染だ。その苗字と名前に神が入っているように、神懸った才能を持っている。


 容姿の良さは一級品、絵を描かせればピカソの再来と言われ、東北のとある山を登っていた時、登山客を襲ったクマと肉弾戦の末、掌底を食らわせ気絶させたこともある。

 もちろん、もれなく勉強もできる。

 まさに能力値が生まれたときからチートの完璧超人なのだ。

 ちなみに神夜のお祖母ちゃんは俺たちの学校の学園長で、市議会議員やら国会議員も頭が上がらないほどの裏の権力を持っているとか、いないとか。

 

「そうだ。私も言わなければいけないことがあった」

「なんだ?」


 既に野次馬たちも集まってきており、辺りは騒がしくなってきていた。

 そんな中、神夜は、くるりと一回転して俺を見て満面の笑みを添えて言った。


「大好きだ、勇太。今日も勇太の顔が見れて嬉しいぞ」


 一瞬、辺りの男たちから殺気が放たれたのは気のせいだろう。


「ずっとずっと一緒にいたい。こんな言葉では伝えられないほど、私は勇太のことが大好きだ」


 傍から見れば、朝っぱらから超絶美少女に愛の告白をされる異常な一場面にしか見えないのだが、俺にとってはもはや息を吸うかの如く日常の一部だ。

 なぜなら、俺たちの両家が結婚の口約束をした日から早14年。

 つまり、神夜の告白は5114日間、続いているのだ。

 

――どうしてこうなったのか。

 

 昔から超人過ぎて周りから浮いていた神夜の相手になるのは、同じく容姿で怖がられて誰も近づかなかった俺だけで。


 遊んでいたら意気投合し、工作で作った段ボールの指輪をお互いに交換し合ったのがきっかけで。

 

 寂しそうに泣いている神夜を励ますために『俺がずっとそばにいる』と言ってしまったのが原因で。

 

 極めつけは、お互いの両親がそのくらい本気ならと俺が考えている以上にマジになってしまったからで。


 確かに、神夜は俺のことを怖からない唯一の理解者であり、俺にとって誰よりも大切な人なのだが――。


「公衆の面前で告白はやめてくれ……」

「……なぜだ?」

「恥ずかしいだろ!」

「私は恥ずかしくない!」

「俺は恥ずかしいの!」

「勇太が誰のものか世界に知らしめておく必要があるではないか!」


「スケールがデカすぎるわ!!!」


「そんなことはない! 私と勇太のカップリングは世界が知るべきなのだ。…………私の愛する勇太がアバズレゲロ豚セックスマシーンのような女に誑かされなびくことなどないと思うが、用心することに越したことはないではないか!」


「そっちが本音か! 心配し過ぎだよ! ってそれが理由で毎日告白してきていたのか?」


「半分はそうだ! この告白も私のお付きが毎日撮ってNewtubeにアップロードしている! 登録者は既に十万人を超えている!」

「まじかよ!」


  後ろを見れば、車から降りて撮影用カメラを回している黒服が一名。


「やめろ! 俺が告白に文句を言っている屑男ってコメント欄で叩かれている未来しか見えないからマジでやめろ!」


 すると、黒服はサムズアップして俺に応えた。

「え、それどういう意味⁉」


「勇太よ。小学六年生までお風呂で体を晒しあった仲ではないか。この程度の晒し合いなど取るに足らぬではないか」

「……バッ、てめぇ‼ あれはお前が勝手にお風呂に入ってきたんじゃねーか!」

「私は勇太に呼ばれた気がしたのだよ」

「気がしただけだろ⁉ 俺は一度も呼んでねーからな‼」

「勇太、顔が赤いぞ? まさか……想像したのか?」

「してねーわ! てか、お前も顔が赤いぞ‼」


「何を言う! 私は勇太と一緒にいる時はいつもドキドキしているから当たり前だ! 毎日勇太を思って色々な所が熱くなるのだぞ‼」

「―――$%##$」

「私は……初夜を待つ純情な乙女……なのだぞ?」

「あぁぁっっ‼」


 俺はその場で頭を抱えた。

 恥ずかしさで……頭が逝っちまいそうだ。

 婚約者であることも、告白されることも嬉しいのだが、大衆に晒されるのは本当につらい。

 当の本人は急にしおらしくなっており、いつも気丈な雰囲気とのギャップがあって非常に可愛い。

 反則だ、このやろう。

 



 ふと、神夜の後ろに強盗犯の一人が立ち上がっているのが見えた。

 両足が生まれたての小鹿のようにプルプルしていたが、殺る気満々の怒りに満ち溢れた顔をしている。


「ふざけんじゃねぇ……、ふざけんじゃねぇぞ! お前のせいで俺の人生は台無しだ!」


 そもそもお前が宝石店で強盗なんてしなければよかっただけだろうと思ったが、男は胸ポケットからナイフを取り出すと神夜に向けて走り出した。

 男に気づいた神夜は構えをとったが――、俺が手で制した。


「勇太?」

「俺に蹴らせろ」


 この恥ずかしさをどこかにぶつけないと気が狂いそうだった。

 いや、違う。大事な人に刃を向けたことが気に食わなかった。


「ははは、騎士様気取りってか? 調子乗んな雑魚‼ イチャついているカップルは死ねや‼ まじでウゼェ‼ まじで爆発しろっ!」


 罵詈雑言を言いながら男はナイフを腰に構えて俺に向かってきたが――。


「言いたいことはそれだけかよ」

「――――あぐうぇあ‼」


 迫りくる男の顔面に回し蹴りをぶち込むと、男は爽快にぼろ雑巾のように軽く吹き飛んだ。

 そして、吹き飛んだ男のところまで行った。

 顔を抑えてのたうち回っていた男の胸ぐらを掴む。


「てめぇ……」

「なひぃぃ‼ ごめんなさいっ! ごめんなさいっ! もうしませんから‼」

「俺に謝ってもしょうがねーだろうが」

「あはい! そうですよね……‼」


 前歯が二本折れた男を見て、追い打ちをかけようとは思わなかったが……、少し腹の虫の居所が悪い。そりゃ、大切な人を殺そうとしたやつだからな。少しはお灸を据えるべきだろう。

 だから――。


「次に神夜に手を出したら、……殺すぞ」


 とドスの聞いた声でにこりと笑った。

 俺はささやかに脅したつもりだったが――。


「あ、ひぃ‼ へぇふえ‼ あきゅま、あくまっ……。悪魔だ! 悪魔がいたぁぁぁ‼」


 と男が泡を吹いて失神した。


「…………」


 なんだかヤクザやヤンキーと言われるより心を抉られた気がしたのは気のせいだろうか。少しばかり、胸の奥が痛んだ。


                 ☆


 後からやってきた警察に事情聴取のため署まで行き、長々と事情を説明したら既に一限目が始まっている時間だった。

 ちょうど神夜も聴取が終わったらしく、一緒に学校に向かう。


「勇太」

「ん?」

「さすが私の将来の夫だ。妻のピンチを必ず助けてくれる。私は幸せ者だ」

「あいよ」

「むっ。そこは神夜は俺の愛する人だから当たり前だ! とか言うべきではないか?」

「そんなこと言えるか!」

「そうか、そうか。なるほど、恥ずかしいのだな! これは勇太の照れ隠しだな!」

「違うわ!」

「否定するところがその証拠だ!」


 神夜はむふふと勝ち誇った顔をした。

 くそ、神夜のことが好きなのは事実だが、なんか負けた気がする。

 と、前を歩く神夜がとくるりと振り返った。


「私は毎日、勇太に私の愛を届ける。これは未来永劫、変わらない気持ちだ。だが、私の気持ちだけが先行している気もする。勇太はどうなのだ? 私のことをどう思っているのだ? たまには勇太の口から聞いてみたい」

「そりゃ……好きだけど」

「ん~~~、うまく聞こえなかった! もう一回!」

「好きだ」

「もう一声!」

「好き」

「もっかい!」

「何度も言わすな!」

「今日は三回好きって言ってもらえた。嬉しいぞ!」


 神夜は子供のようにはしゃいで喜んでいた。

 そんな裏表のない笑顔も好きだと思った。

 当たり前だ。こんな自分の隣にいてくれるのだから好きに決まっているだろ。

 

 だがしかし、みんなから怖がられている俺と婚約者であることは神夜にとってデメリットしかない。勉学も体力も知能も容姿も全てにおいて俺は神夜に劣っている。

 正直、釣り合っていない。

 だからこそ、俺には勿体なさ過ぎて、この関係に後ろめたい気持ちもあるくらいだ。


「なぁ、神夜」


 空を見上げ、前を歩く神夜が振り向く。


「じゃあ、俺も聞くけど、どうして俺なんかのことが好きなんだ?」


 すると、神夜はずんずんと歩いてくると、俺の頬をつねった後、言った。


などと言わないでほしい。私は勇太のことを隣でずっと見てきた。勇太のことを恐れる奴は多いが、それは勇太の本質が見えていない。勇太は優しくて強い。私は勇太の見てくれや能力に惚れたのではないぞ。私をこの世界の誰よりも大切にしてくれる心に惚れたのだ」


 はっきりと言い切る神夜に脳天をぶっ叩かれた気持ちになった。


「……悪かった」

「分かれば良いのだ」


 すると、神夜はぎゅっと俺の左腕にしがみついてきた。


「………おい」

「私に惚れなおしただろ?」

「まぁな」

「では、どうだ?」

「何が?」


 俺がポカンとしていると、神夜は胸をあからさまに押し付けてきた。


「えっちなことでも考えたか?」

「考えてないわ!」

「なぬ⁉ さっき私の胸をちらりと見てただろう!」

「自意識過剰か! 見てねーわ!」

「いっぱい見ても良いんだぞ! 勇太は私の夫なのだから! 明日から子作りに励もう!」


 神夜はさらに豊満な胸を俺の左腕に押し付け、むふっと勝ち誇った顔をする。


「できるかぁ‼」


 俺は振り払おうとしても振り払えなかったので――。


「……学校つく前には離れろよ」

「いやだ!」

「………………」


 どうやらだめらしい。

 ……………仕方がない、今日くらいは許してやるか。


 猫のように顔をすりすりしてくる神夜を見て思う。

 こんなぶっ飛んだ幼馴染に毎日愛の告白をされて困っているけど――。



 たまには困るのもいいかもしれない。


(fin)

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婚約者であるチートな幼馴染が、毎日公衆の面前で愛の告白をしてきて色々と恥ずかしくて困っているのだけど――。 千木らくた @chigirakuta

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