第8話 翼の家族
澪「つばさー帰ろ。
私 今日部活ないんだ」
翼「うん。いいよ」
澪「帰りどっか寄って帰らない?」
翼「ごめーん。
今日は夕飯の買い物に行かなきゃいけないんだ」
澪「そっか。あんたも大変よね。
華の女子高生だっていうのに、家事を全部やらなきゃいけないんだから」
翼「全部じゃないよ。
今は龍もやってくれる様になったから前よりは楽だよ」
翼と龍の両親は仕事の都合で海外を転々としている。
といっても母は単に父に着いて行っているだけだ。
翼と龍も小さい時は、父の仕事の都合で海外を転々としていたが、龍が小学校に通い始める時期に、父の親友 "成瀬 優也"つまり優志の家の隣に引っ越してきたのだ。
父は当然 仕事で相変わらず海外だが、母は龍が小学校までは翼達と一緒に住んでいた。
だが、龍が中学に上がったと同時に、急に父に着いて行くと言い出し、今は、優志の家族に助けてもらいながら
翼と龍が2人で住んでいる。
澪「何か困った事とかあったら言ってよ。
助けになるから」
翼「ありがと。でも今はもう大丈夫だよ。
じゃあ、私コッチだから。またねぇ」
澪「うん。また明日ー。
明日は遅刻すんなよー。」
翼「あはは。分かってるって。
じゃあねぇ」
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