第4話
「ふむ…それでその少女を連れ帰った、理由か! なるほどな」 帰ってきた部下に報告を聞いた我は部下に気づかれずに、ため息をついた。 旅「どうされしたか、何かしましたでしょうか?」 どうやら心配されたようだ。 「いや、大丈夫だ! 気にするな。それよりグランディよ、いつまで旅人の格好をしているのだ!」 そう部下に問いただした。 グ「ハッ! 気づきませんでした、申し訳ありません直ちに、着替えてまいります」 部下が急に謝ってきた 「よい、少女の様子を見に戻るのだ、下がれ」 グ「分かりました、それでは失礼します。」 扉がバタンと閉まり部下は去っていった 「はぁ~何やってんだが、少女を連れ帰ったと聞いたときは、驚いてビビった。まぁいいかぁー」 そう呟いたのだった! グ「戻ったぞ! ふむとまだ眠っているようだな、無理やり連れ帰ったことを、怒っているかもしれないが、………」 少女「べつに怒っては、いません!」 そう言いながら、少女は起き上がった。 グ「起きていたのか!! 怒っていないと言ったが、しかし………」 少女「はぁ~怒ってはいないと言ったのですから気にしないで下さい! それより、お兄さんのお名前は何」 そう少女は名前を聞いてきた。答えていいものが、迷ったが、けっきょく言うことにしたのだった グ「ふむ…我の名はグランディという、まぁ皆はグランと呼ぶかのぅ、まぁ好きに呼ぶがいいぞ!」 そう旅人もとい、グランディは少女に名を伝えた! 「そうわたしは…わたしの名はユティよ」少女はユティと名乗った。 グ「そうか…ユティかよろしくのぅ、それより腹は減ってはおらぬか、減っているならこの料理をたべなさい!」 そう少女に料理を差し出したのだった ユ「何故貴方は、悪なのでしょう! そうだったらなぜ、わたしを助けたのっ」 グ「ふむ……それはまぁ単に、惜しいと思ったからじゃな、悪にだって感情はある、だから深く考えないことじゃな。」 そう淡々と答えたのだった ユ「そう…ならなぜわたしの、村を破壊し村人のみんなを…」 ユティはまた泣いてしまった、それをみてグランディは慰めたのだった。 グ「すまぬのぅ、だがわかってくれそれが、我々のだ、あの方のためなのだ!」 そう勇ましく言い放った!! ユ「そう…なら会ってみたいわ! グレンが言うあのお方に是非会ってみたいわ!」 そうユティは言った。 グ「だがのぅ、あのお方が会ってくれるかどうか、わからぬぞ。それでもいいなら、きいてみよう。」 ユ「ええ、ありがとうおねがいするわ。」 グ「うむ、それでは聞いてくるかのぅ、しばし待っておれ」 そう言うとグレンは部屋を出でいった。 そして扉をコンコン鳴らし、主の許可が出たので部屋に入って行った。 グ「あるじ、夜分遅く失礼します!あのしばし聞きたいことが、あるのですがよろしいか。」 入ってくるなり聞いてくるので、びっくりしてしまった。 「なんだ言ってみよ」 グ「はい、それではあの少女…あっ名はユティという名だそうですが、あるじにあってみたいそうなのですが、いかがしますか。」 あっ何だ、あってみたいのかぁならいいかな 「ぜひ会おう、呼んでくるのだ」 そう言うとグレンが、はいっと言ってへやを出でいった そして部屋に戻ったグレンがユティにあるじがお会いすることを言った。 ユ「ならさっそく、会いにいきましょう」そう言うとユティはグレンに案内されながら部屋を出でいった。 グ「あるじ、失礼します! ユティを連れて参りました。」 ユティは主の前に出ていき挨拶をしたのだった ユ「グレンが尊敬する方に、お会いすることができて、光栄ですわ」 そう言うと 「ふむ…ユティ嬢、こちらも会えて嬉しく思う、では単刀直入に聞くが我らの仲間にならないか」 そう話を切り出しなのだ ユ「わたしが、貴方がたの仲間に?」 そうユティは悩んだ、自分みたいなものが、入っていいのかどうかを。 さぁてどうでるかな、まぁ好きに悩みなさいそう思っていると、どうやら決断をしたようだね、ぜひ聞かせてもらおうかな。 ユ「入ります、入らせてください。」 ユティはそう言うと頭を下げた。 「いい判断だ! いいだろう歓迎する」 オレはそう言い放った。 ユ「ありがとうございます」 そう言うとユティはグレンと共に戻っていった。「はぁ~まさか彼女が仲間になるなんてな、やっぱ分からないなぁ、まぁ彼女の働きに期待するか、でもやっぱわからねぇー」
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