第3話

ふぁ〜あよく寝たな、さてと早速村を見て回るかな 」             そう言うと旅人の男は、村唯一の店に入って行った、                  「カランカラン…あれ店に人はいないのか、まぁ見てるうちに戻ってくるだろう!、ほぅこの腕輪はあの方にぴったりだ!…かって買えるかな。」              そう言っていると、どうやら店の人が戻ってきたようだった。            「お客さんですか、すみません。」     「あぁ気にしないでくれ、この腕輪を買いたいんだが、幾らだろうか。」       「この腕輪ですね!、そうですね銀貨1枚でどうですか?」             「かまわない!」             そう言うと店の人に銀貨1枚をわたした。  「はいっ!ちょうど銀貨1枚お預かりしました。こちら商品になります。」      荷物を受け取ると店を出た。       「さてあの方に良い物も買えたし、そろそろ動きますかぁ「       そう独り言を言うと男は宿屋に戻り、夜になるのを待った「むっ、夜になったのか さぁて目的を遂行する!」                 男がそう言った瞬間、それまでいた宿屋が無くなっていた。いや村の家という家が、崩れ村のあちこちから火の手が上がっているのが見える、燃え盛り崩れる村の中を少女は走っていた。                「ハァハァ村が燃えてる、なんでどうしてわけがわからないっ!」          少女は叫びながら走っていたのだ、少女の前の瓦礫に下敷きになっている、村人を見つけたのだ                 「助けなきゃ! ハァハァなんで持ち上がらないの…」               ガラッ                少女「なんの音だろう?」          そう言うと 少女は頭上を見上げた    少女「きゃあー 誰が助けて」      旅人「ん まだ生き残りがいたのか、だが確か あの声は」             そう言うと男は、声のする方向へ走った ちょうど少女の頭に、瓦礫が落ちるところだった 危ないと叫ぶと男は瓦礫に手を向けた そうすると瓦礫は消えたのだ。      少女「あれ?瓦礫は?私助かったのかな」 旅人 「しまった、つい反射的に助けてしまった まぁなんとかなるだろう、大丈夫かお嬢ちゃん」          そう旅人は嘆いてから少女に声をかけた       少女「あっ!旅人のお兄さん、お兄さんが助けてくれたの、ありがとう!!」       少女にお礼を言われて男は、あぁと返事を返した。                 旅人「その瓦礫の下敷きになっている人は、どうするの」             そう少女に聞いてみたのだ         少女「助けたいんです! お願いします! お兄さん」               助けるのか、いや少女にはわるいが、助けないだがこの少女は連れ帰るかな。まぁなんとかなるか                 旅人「すまないが、助けるわけがないだろう?」               そう少女に言うと男は瓦礫の下敷きになっている村人に手を向け村人は消えたのだった!  少女「なんでどうして、ねぇどうして」  少女は泣いてしまった、そんな男は泣いている少女の腕を抱き上げたのだ!      旅人「すまないが、一緒に来てくれないか、まぁ返事は聞かないがな」        そう言うと男は、少女を抱き上げたまま、崩壊した村からきえた

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