第13話 神巫まなかと獅子晴人の運命 3章

 俺はまなかの病室を出て家に帰った。俺はすぐ自分の部屋に入った。まなかは俺の話を聞いてどう思っただろうか。まなかも俺のことが好きと言ってくれた。それは多分だけど嘘じゃない。でも俺が告白した時まなかは本当に信じられないような反応をしていた。

 俺はまなかに告白した時のまなかの反応から色々考え事をしながらベットに入った。明日も学校があったためそろそろ寝ないといけないのだが落ち着いて寝れるわけもなかった。その後も俺は色々考えていた。考えている間にいつの間にかその日は眠ってしまった。


 もう外は暗くなっていたため、晴人は私の病室を出て家に帰った。私は晴人の告白がいまだに信じられなかった。しかも、私と似たような考えで告白しようか迷っていたと言う事実に驚いたのかもしれない。

 晴人は私と違って普通に学校に通うことができる。しかも勉強もできて運動もできる。私とはスム世界が違うと思っていた。だから正直なことを言うと他の女の子と付き合っているんじゃないかとか考えていた時期もあったほどにだ。でも晴人の告白している時の目は真剣だったことくらい私にもわかっている。だから本当に信じられないのだ。

 私は晴人のことを考えれば考えるほどどうしたらいいかわからなくなり布団に潜り込んだ。私が布団に潜り込んでからまもなくお母さんが病室に帰ってきた。


 「あら、晴人君は帰ったの?」

 「あ、お母さん。おかえり、遅かったね」

 「ごめんね、ちょっと忘れものしちゃって一回家に帰ったのよ」

 「そうだったんだ」

 「なんか元気ないわね。晴人君と何かあったの」

 私はお母さんからそう尋ねられた時、告白されたことを言おうか少し迷った。でも相談に乗って欲しいと思っていたのもあったため言うことにした。


 「お母さん、私晴人にさっき告白されたの。それで私考えていたんだけどどうしたらいいのかわからなくて」

 お母さんは私の話をなにも言わずに全部聞いてくれた。そして私が今思ってることを全部話した後お母さんは口を開いた。

 「きっと晴人君も迷うことはあったと思う。まなかの現状の体のこともそうだし先のことも。でもそれを全部考えた上でまなかに告白してくれた。まなかはどうしたい」

 「私はもちろん付き合えるなら晴人と付き合いたい。でも私はもう先は長くない。私を付き合って晴人に後悔させたくない」

 「晴人君はまなかと付き合って後悔はしないと私は思うわ。晴人君はそんなふうに思う人じゃないのはまなかが一番知っているはずよ。先のことを考えるよりまなかが今したいことをするといいと思うわ」


‥・私が今したいこと


 私は・・・


ーーーーーーーあとがきーーーーーーー

 私の作品を読んでいただきありがとうございます。更新がかなり遅くなってしまい本当に申し訳ないです。今後は毎週月曜日19時に最新話を更新しようと思っています。毎日更新から週1の更新ペースになってしまい本当に申し訳ないです。読んでくださっている方のためにも更新は最後までしますのでどうか温かい目で見ていただけると嬉しいです。今後も完結まで私の作品「君の命が尽きるまで」を楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!

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