第6話 神巫まなかの夢 後編②

 それから夏休みが終わりみんな再び学校生活が再開した。なんだが夏休み前よりみんな仲が深まっているように感じた。私も何回か友達と遊びに行ったので結構夏休みを満喫できたと思っている。


 次の行事は球技大会だった。私の学校は球技大会が2回あり9月と2月にある。私は運動はそこそこできたので少し活躍できるかなと思っていた。しかし私の友達はあまり運動が好きではなかったので憂鬱そうな顔をしていた。種目は男子はサッカーと硬式テニス、女子はバスケットボールと軟式テニスでクラス半分に分かれて参加する。クラスで話し合い私たちが出る種目はバスケットボールということに決まった。


 そして球技大会当日、バスケットボールは部活もあったため部活に入っている子には流石に勝てないがそうではない子にはそこそこ活躍できたため私は満足していた。またクラス一丸となって私が出場したバスケットボールは優勝した。また女子の軟式テニスは惜しくも2位だったが、男子はサッカー、硬式テニス共に優勝であった。3年生のクラスを押しのけ1年生なのにも関わらず優勝クラスになったことが少し学校では話題になった。私たちのクラスは全員で大喜びをした。


 大盛り上がりの球技大会が終わり期末テストも赤点を取ることなく無事に終了し、冬休みに入ろうとしていた。

 「じゃあまなかちゃんまた正月終わったあたりくらいに遊ぼうね!」

 「うん!また連絡するね!」


 みんな冬休みに入る前に教室で友達同士話していた。私は友達と話終わり家に帰宅した。夏休みほどではないが少し課題も出ていたので、早めに終わらせようと思いその日は課題を少し進めていた。


 正月も終わり私は友達と遊んだり家族で旅行に行ったりと冬休みを満喫した。そして冬休みが終わり3学期が始まろうとしていた。


 冬休みが終わり3学期が始まろうとしていた。私は冬休み入る前のように朝起きて制服を着てその他の準備をして家を出た。

 今日は友達と待ち合わせして一緒に学校へいく約束をしていた。


 「あ!まなかちゃーん!」

 「おはよう!お待たせ!行こっか!」

 友達と合流して一緒に学校へ向かった。


 今日から3学期が始まる。まだ合唱会や球技大会が残っている。まだクラスでいろんな思い出が作れる行事がたくさん残っていたため私は笑顔で学校に向かっていた。それでたくさんの思い出を作って楽しく過ごしたいと思っていた。

 その時・・・


 ・・・ドンッ!


 「キャー!まなかちゃん!!まなかちゃん!誰か助けて!」


 私は車に轢かれた。そして私が見た夢はここで終わっていた。何度寝てもこの話の続きの夢を見ることはできなかった。これは私が望んでいた生活だったのだろうか自分でもよくわかっていない。でもわかることはすごくリアルな夢だったことを覚えている。

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